「常連」って、いいよね!
先日、noteをさまよっていたら、こんな素敵記事を見つけました。
足繫く何度も通い、そこのマスターや店員さんとも顔なじみだったお店に、1年半ぶりに訪れた時のこと。
「マスター、私のこと覚えているかな・・・?」
「長いこと足を運んでいなかったけど、今更"常連さん"として振る舞っても大丈夫かな・・・?」
と不安になり、「初めまして」のフリをして黙っていた筆者でしたが、そんな心配も何のその、マスターは筆者に対し、まるで先週ぶりに来たお客さんとおしゃべりするかのごとく、気さくに話しかけてくれたそうです。
その時、「ああ、ここは私の『居場所』だ。居ても居なくても良い場所で、いつ帰ってきても『おかえり』と言ってくれる場所なんだ」と感じたのだとか。
何ともほっこり心温まるエピソードを読ませていただきました😊
それに便乗して、私からも似たようなエピソードを1つ。
会社から歩いて約5分のところに、私が入社時から4年ぐらい通い続けているたい焼き屋さんがあります。
ランチを食べ終わり、なんかプラスアルファで甘いものでも食べたいな~と思った時に、偶然見つけたのがそのお店。
最初は興味本位でしたが、何度か訪れているうちに、たい焼きの美味しさとお店のご主人の人柄に惹かれ、気付けば通い詰めるようになっていました。
お店には1人で訪れることが圧倒的に多いですが、「おすすめだから!」と同期の友人を連れていったことも、以前いた部署に中途で入ってきた60代のおじいさんを連れていったこともあります。
頻度もまちまちで、週に1~2回のハイペースで足を運ぶこともあれば、数ヵ月ぐらい間が空いてしまうこともありました。
お店のご主人は、人見知りの私でもとても話しやすい人で、
「コロナが落ち着いたからって、会社がテレワークを縮小し始めた・・・」
「来月から毎日出社になってしまった・・・。快適なテレワークの日々とはおさらばだ・・・」
などなど、他にお客さんがいない時は、私のしょうもない愚痴を聞いてくれて、時には店主としての自分の経験からアドバイスをくれたりもしました。
私がたい焼きを買った際に、ご主人が試作味のたい焼きをおまけで1つ付けてくれることもありました。
思いがけず2つたい焼きをゲットした時は、嬉しい反面、「お昼食べた後だし、食べきれるかな・・・」と不安も感じましたが、ご主人のせっかくのご厚意だし!と残さず美味しくいただきました。
さて、長いこと通い続け、相談に乗ってもらったり、たい焼きをおまけしてもらえるほどには「常連」と化している私でしたが、最近は半年以上足が遠のいていました。
たい焼きを食べるのが飽きた、とかではなく、単純にお昼に外へ出るのが億劫になってしまったんです。(年か・・・?)
ご主人は、私が顔を出すと毎回「あ、どーもー、いつもありがとうございます~」と声をかけてくれます。
そして、今回は今までにないほど来店の間隔が空いてしまいました。
「流石に覚えていないかもしれない・・・」と半ば諦めのような気持ちで、久しぶりにお店を訪れたら、
「あ、どーもー、ありがとうございます~」
と、明らかに私のことを覚えているふうで、変わらず気さくに声をかけてくれるではありませんか!
「しばらくご無沙汰で気まずかったけど、勇気を出して行って良かった!」と思いました。
ご主人も私も、お互い名前すらまともに知らないのに、これほど縁が続くとは思いもよりませんでした。
できれば、今後もこの関係性をずっと維持していけたらいいな、と思っています。