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人は話すことで頭の中が整理できて、新しい発見に繋がる〈子ども編〉

こんばんは、経営者のこうたです。

子どもに関する思考力の記事がまだ少ないにもかかわらず、一定数の人気があるため投稿いたします。

今回は同じ議題で、〈子ども編〉と〈社会人編〉の2つを連日投稿する予定です。





1.基本的に何も考えず言葉を発している

これは大人にも言えることですが、基本的に会話とは、あらかじめ頭の中で発言内容を考えてリピートするものではありません。

話したい議題の元、思考を回転させながら発言します。


子どもはその傾向が特に強く、考えるよりも思い出しながら話すことが多いものです。

うっかり秘密を話してしまう子は、考えるよりも先に口が出ちゃうタイプですね。



これはなぜかと言うと、思考を整理することができないから。

何が正しくて何が悪いのか、また、どう伝えることが正しいのかの判断もできません。


感情が先立っているので、思考する余地がないんですね。





2.経験から学ぶ力に優れている

子を持つ親は、子どもとのコミュニケーション(会話)が大事だというのは知識として持っていることと思います。

しかし、具体的になぜ重要なのかまで分かっていますか?


子どもは頭を回転させて思考する能力は低いですが、経験から学ぶ能力は時にして大人よりも優れているからです。



ボキャブラリーも自分で考えて使用するのではなく、大人の真似をして自分のものにします

そして相手の感情を読み取る能力に長けているため、自分の話のどの部分が好感触だったのか、何が悪かったのかを察することができます。


つまり、独学で成長するのではなく、他者の経験や反応を蓄積することで成長していくのです。



なのでまず前提として最初に気をつけなければならないのは、子どもが会話そのものに萎縮してしまわないこと。

忙しいからと後回しにしたり、スムーズでない会話に苛立って感情を露わにしてしまったり。



これは大人にも言えることですが、部下が相談や発言を萎縮するようになったら問題ですよね?

上司は言い方を考え、悩むこともあるはずです。


親子の会話も同じなんですね。





3.「えーっと、えーっと」、「あのね、あのね!」

このフレーズ、何度も聞いていると思います。

単語単語をゆっくり紡ぐこともあるでしょう。


これは何度も述べているように、思考の回転が遅いからです。


「今日絵を描いたことを話したい!」と頭に浮かぶと、

なぜ描いたのか
誰(何)を描いたのか
先生になんて言われた(評価された)のか
その絵をどうしたのか


これらが頭に浮かぶ前にとりあえず話し始めます。

ゆえに思い出しながら話すことから、途切れ途切れな発言となります。



しかしこれは別の捉え方もできて、話すことで記憶が掘り起こされ、細かな描写や感情を言語化していることにも繋がります。

会話をしていることで、自分が想像していた以上の情報を生み出していることもあるのです。


なので結論を急かしたり、流れが読めるから結論を先出ししたりするのは絶対にNG。

これは会話そのものを恐怖する原因にもなり得ます。





5.人間は反復練習が基本

記憶を掘り起こす
情報を生み出す
感情を適切に伝達する
ボキャブラリーを増やす
コミュニケーション能力を培う


これらは何度も繰り返すことによって精度を増していきます。

そして子どもの正誤の判断は、相手の反応を基準とします。

なので目を見て、適度な相槌をして、内容に感想や感情を伝える


会話の内容が伝わっているのであれば、

「今日絵を描いたの!」

「今日絵を描いたのか」

と、子どもの言葉をそのまま返すと認識していることが伝わります。



逆に情報が足りなければ、

「何を描いたの?」

と、誘導してあげるといいでしょう。



言っている内容がよく分からなければ、様々な言い方や解釈で深掘りしていくといいですね。

子どもの伝え方が間違っているわけですから、大人が理解できる質問と回答を繰り返すことで、正しい伝え方を理解することに繋がります。



会話が大切なことはよく理解しているかもしれませんが、なぜ大切なのかを理解して会話に臨むことで、より良いコミュニケーションが図れます


独学で思考するようになるまでは、会話をすることで思考力を鍛えるのが間違いがなくて効率的なのです。



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