手を合わせる瞬間、自分の内側に意識が向く。
こんにちは。僧侶の神崎修生です。福岡にある浄土真宗本願寺派の信行寺というお寺の副住職を勤めています。
本日3月20日は、お彼岸の中日です。
日本には、四季の折々に、先立っていった大切な方やご先祖に手を合わせる文化があります。
春と秋はお彼岸、夏はお盆、冬は正月でしょうか。
本日は、信行寺も朝からお寺や納骨堂へのご参拝が途切れることがありません。それだけ、お参りの文化が根付いているのだと感じます。
ところで皆さん、人が手を合わせる姿って、とても美しいと思いませんか?
自分がもし、違う時代に生まれて武士だったとして、手を合わせる人を斬るのは躊躇するだろうなあと、なぜかそういうことを思う時があります。
僧侶なのに人を斬るなどと、例えが悪いかもしれませんが、言いたいことは、それくらい人が手を合わせる姿って、美しいと思うんです。
私は、手を合わせる瞬間は、握りしめている自分中心の思いが、少し和らぎ、落ち着いた気持ちになります。そして、自分の内面に意識が向いて、とても大切なものに触れている感覚になります。
我々、目も耳も、感覚器官が外向きについているので、気をつけていないと、日頃自分のこと以外にばかり意識を向けてしまいます。
でも、手を合わす瞬間は、仏様やご先祖のことを思いつつ、自分の悪かったと思うことを内省したり、自分の大切なものは何かなあと、自分の内側に意識が向くように思います。
お彼岸は、中日の前後3日間の計7日間あります。今年は、3月17日~23日がお彼岸になります。
お寺やお墓参り、既にされた方もおられると思います。まだの方は、この機会にお参りされてみてはいかがでしょうか。
最後まで、お読みいただき、ありがとうございます。
合掌
浄土真宗本願寺派 教證山信行寺
神崎修生
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