光る君へ
大河ドラマ『光る君へ』が始まって3ヶ月が経ちました。主人公・紫式部(まひろ)と藤原道長のプラトニックラブを描き出します。
戦国、幕末が多い大河ドラマで平安時代(平氏政権期は除く)が舞台になるのは『風と雲と虹と』(1977年)以来です。
紫式部を演じるのは吉高由里子で日本文学史上の最高傑作『源氏物語』を執筆した女性作家をどのように表現するのか見ものです。
藤原道長は柄本佑が演じ、藤原家の3男に生まれながら皇后を2人輩出する最高権力者になる役柄を務めます。
脚本は『ふたりっ子』、『オードリー』、『セカンドバージン』、『功名が辻』でおなじみの大石静で主演、脚本、制作統括、音楽が女性に占められるは大河ドラマ史上初めてで平安時代を視聴者に伝える課題に挑んでいます。
紫式部は生没年不詳で謎に包まれています。また本名も伝わっておらず筆名の「紫式部」は後世のものです。当時、平安時代の女性の名は宮廷、有力な貴族以外記されることはなく、「◯◯の女(むすめ)」として登場します。
話を戻し『光る君へ』は平安時代における権力闘争が描かれ、下級貴族・藤原為時(岸谷五朗)の娘として生まれたまひろと右大臣・藤原兼家(段田安則)の3男として生まれた藤原道長が権力に翻弄されながら成長する前半が放送されています。
初回は幼少時代でまひろと道長(幼少時は三郎)がお互い身分を偽って出会います。日々を重ねるうち、母・ちやは〈藤原為信女(むすめ)〉(国仲涼子)がお参りの帰り、道長の次兄・藤原道兼(玉置玲央)に惨殺される衝撃的な終盤を迎えることになります。
それを知った父・為時は母の死を「病死」として扱うようまひろに厳しく言いました。これがまひろ、のちの紫式部の人生を大きく変える場面でした。
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