趣味誌、民俗学雑誌の合本文化について
WATANABE様より以下の記事ような問題提起があった。同じ雑誌の合本が別々の場所に所蔵されているが、ページ数が続きになっているのはどうしてか?という問題であった。
私も気になっていくつか手元の趣味誌、民俗学関連雑誌を確認してみたが、発行される時に合本のページ数が振られている場合があることが分かった。たとえば、以下の記事で紹介した梅林新市の発行していた『雉子馬』については、私の所蔵しているものは端本であるが、合本を想定したと思われるページ数が振られていた。
この時代の趣味誌、民俗学関連雑誌(もっと言うと個人で発行していた雑誌)は読者がある節目(たとえば、巻数が変わる時)に合本にするという習慣があったらしい。元々合本にされることを前提にページ数が振られていれば、WATANABE様が問題提起したようなページ数の連続は合本にされるタイミングによっては起こりうるであろう。
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