愛媛県に来た富山の方言研究者・大田栄太郎
大田栄太郎は富山県立図書館長をつとめて方言を研究していた人物として知られているが、大田は富山県の方言だけでなく他の地域の方言も採集していた。以下の記事で紹介した『愛媛県周桑郡郷土研究彙報』第9号(昭和6年3月)では、大田が四国地方に方言採集のため来訪したことが紹介されている。以下のように引用してみたい。
上記に登場する「学友会雑誌」は、この雑誌の別頁で紹介されている高知高等学校文藝部により発行された『學友会雑誌』第13号(昭和6年3月)である。大田は四国地方の方言採集、方言関連の文献の発掘を通して四国の方言研究にも関わっていたようである。
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