趣味人の絵葉書集めという沼
京都の古本祭りに出展されている寸葉様という絵葉書をメインに取り扱っているお店があるが、このお店のことは様々な方々からいいよと聞いていたので、ずっとのぞいてみたいと思っていた。ただ、2年ほど古本祭り自体が中止となり、この希望は宙に浮いていた。今年久しぶりに古本祭りが開催されたので、ようやくお邪魔することができた。
絵葉書は興味ないかなあと思いながら見ていると、年賀状コーナーになんと大阪・京都の趣味人たちの絵葉書があるではありませんか!興味ないとはどこぞの誰が言ったことか、30分以上めくることに。以下に購入品の一部を紹介してみよう。
特に福田江月と思われる年賀状を発見できたことでだ。福田は京都で洛葉会という蒐集趣味団体を主宰して、足袋のレッテルの蒐集家であった人物だ。拙noteでも以下の記事で紹介したことがある。
次の写真は中山香橘の年賀状。中山は郷土玩具関連で名前を聞く人物で最近気になっている。そして被っているものがあると今さら気づく。。。
1枚目の写真右側の「はつうたひ」の年賀状は以下の写真のようにめくれるようになっており、遊び心を感じる。
次は梅谷紫翠、山崎翠紅の年賀状。梅谷は郷土玩具の蒐集家。オタさんの記事によると、山崎は宝船の蒐集家らしい。そのためか年賀状も宝船。
最後は趣味人の絵葉書ではないが、かなりつくりが凝っていたので購入した。エンボス仕様になっている。
絵葉書を集めている方の気持ちは今まで分からなかったが、今回のような絵葉書を知ると集めたくなりますわ。
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