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コーヒー豆 片手鍋 自家焙煎の記録 Vol.292 - コロンビア - パッションフルーツ
Colombia - Passion Fruit -Jardines del Edén農園
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片手鍋でコーヒー豆の焙煎をしています。
昨年一番印象に残った豆は中国の豆でした。その豆と同じく印象に残る豆が今回紹介するコロンビアはJardines del Edén農園のPassion Fruitという豆です。
発酵の段階でパッションフルーツの果実とワイン酵母を加え、72時間嫌気発酵をしているというユニークな豆。
このJardines del Edén農園のフェリペ・アルキラさんはオーストラリアでコーヒーの世界に入り、2015年にConfinetという会社を立ち上げた一人です。
今回の豆の味やいかに。
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今回の焙煎では160℃で一旦火力を落としました。1ハゼまでの間の温度を意識した焙煎です。
今回の豆は生豆の段階ですごく良いフルーティな香りがあります。
焙煎した豆を飲んでみると、香りがパッションフルーツ、というより個人的にはマンゴーのような香りを感じました。
おいしい!これは好みの味です。
この豆は分類としてはコーヒー豆にパッションフルーツとワイン酵母を加えている点で、フレーバー・コーヒーの一種になるのかもしれません。このあたりは賛否両論あるかと思いますが、ぼくとしては断然ありです。
↓今回の豆をつくっているCofinet社のホームページ。ドメインをみると.au。ということで上記の通り、オーストラリアに縁のある会社のようです。
コロンビアやペルーのコーヒー豆の流通に力を入れています。
そういえばぼくの好きな中国の豆は48時間嫌気性発酵の後にさらに2回嫌気性発酵を加えて独特のフレーバーを生み出しています。コーヒー豆も発酵アレンジを加えるとまだまだ未知の味が出てくるのかもしれません。
日本では鹿児島県がパッションフルーツの生産量が多いです(ちなみにぼくが自宅で育てているコーヒーノキも鹿児島産です)。
鹿児島あたりでコーヒー豆の栽培が盛んになって、地産のパッションフルーツなどでコーヒー豆を発酵するような取り組みが出てくればおもしろいかもしれません。
まだまだコーヒーには可能性がたくさんあります。いつか自分でもコーヒーノキの栽培に着手したいな。
と、妄想を膨らませてくれるコーヒー豆です。
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<今日の誕生日>
3月11日
リサ・ローブ(1968 - )この日アメリカで生まれたシンガーソングライター。
Andy Sturmer(1965 - )この日アメリカはカリフォルニア州で生まれたミュージシャン。Jellyfishのメンバー。