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良い習慣で時間を埋める


5月も終わりますね。あとひと月もすれば今年の半分が過ぎたことに。「あっという間」という陳腐な言葉で片づけようと思えばできるのですが、とはいえ毎日noteを書いたり、日記を書いたりして必死に「流される毎日」をせき止める工夫をしてきた自分としては、振り返る余地は多分にあったりもします。

今日は今年149日目。運動の記録は132日、断酒は114日、そしてnote、英会話は毎日継続中です。一例にすぎませんがこれらの記録が何を意味するのか?正直、現時点ではわかりません。ですが、「良い習慣で時間を埋める」ことがどんな成果につながるかという実証実験の途上であるという「期待」だけは毎日膨らんでいます。

コロナ禍で仕事が減り、将来に不安を覚える人は少なくないと思います。そして私もたがわず、その一人。成果を出すための行動量は人それぞれですが、自己評価でいくらがんばっていると自負してもそれが成果につながらなければ評価はされません。数字がすべて。人の脳は抽象的なことより、具体的なことに強く反応します。前者はプロセス、後者は数字でしょう。

成果に対しては「時間軸」というものがあります。即物的に成果を出そうと思えばいくらでもできる反面、あえて目の前の果実を見逃して、長期的な大きな獲物をとらえにいくという態度は、スタンスとして間違いではないと思います。ですが会社勤めであれば、特に日本においては一年のPLが会社や部門の業績評価の対象として定着しているので、どうしても即物的にならざるを得ず、「長期的視点で」などと言っても、よほど職位が高くない限り認めてもらえないはずです。

なので仕事においては即物的に、そして並行して、習慣という土台作りは長期的視点で淡々と行うことが、現在のビジネスパーソンにおける正しいあり方なのではないかと思ったりもしています。売上をあげるのは正直キツイ環境ではありますが、四の五の言わず結果を求めること、これは「第一領域」と呼ばれる、緊急かつ重要な案件です。一方習慣は、「第二領域」 緊急ではないけど重要なことと位置付けます。私はここに大きな「期待」を寄せ、日々がんばっているということになるでしょう。

習慣には、上述したこと以外にも、たとえば睡眠、起床時間、食事などの生活習慣から、前倒し、即断即決、巧遅は拙速に如かず、といった思考習慣もあります。できるだけ「良い習慣で時間を埋める」とはこういった細かいところまでケアすること。そしてそのためには「適切な言葉」を持っておくことも大事です。

あることが習慣化されるまでは、しつこく言葉で、自らを律し続けることが肝要。言葉を頻回に意識して用いるとは、自らに言い聞かせるとともに、人に語ったり文章に書いたりすることも含まれます。言葉が脳内スイッチをオンにして、すぐ行動に移すことをくり返すと、「言葉が発動されるとすぐ行動する」というパターンを脳に刻み込むことになり、やがて習慣化として定着されます。

そういう意味においてnoteは欠かせないツール。私がnoteを400日以上毎日したためることができる大きな理由はここにあり、モチベーションにもなっています。要は、「自分を躾けるために書いている」ということですね。同時にそれが、フォロワーの皆さまに有益であれば最高です。

習慣を日々淡々と続けることって、感情のコントロールも重要なんですよね。人間だもの、楽しいときもあれば辛いときもあり。そんな前提に立って何をすべきか、考えるべきか、行動すべきかは、読書週間(今年は51冊)が役立っています。

久保大輔




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