玄関にさ、センスが疑われるネオンサイン飾ったの誰?

自宅の門から玄関までのアプローチが長い。

重い門扉を開くと、ショーが始まる。観客は私だけだ。アプローチは線路になっているが、鉄道車両は走らせていない。私がそこを歩く。精密に再現した線路の上を走るのは危険だからだ。

線路の左側には、鬱蒼とした森を作り、線路の上からは見えないように隠したスピーカーから不気味な鳥の鳴き声が聞こえるようにした。

線路の右側には、怪しい洋館を建て、二階の窓に見える照明は常に明滅させている。洋館は実際に人が住めるようにしている。中は和風だ。

これらはあくまで庭であり、私が帰る家は、線路を進んだ先にある。

WELCOME」のネオンサインが光っている。門から玄関まで歩いて5分かかった。

夕食を食べ終えたら、森に隠したスピーカーのスイッチを切るために、直接、森に出かけなければならない。洋館の1階の座敷にペンケースを忘れてしまった。門の郵便受けの中を確認するのも忘れた。

引っ越そうかな。

初めて「門扉」の読み方を知った。「もんぴ」である。

それだけ。そんな日もある。これは創作です。

2021年まで、あと268日。

いつも最後まで読んでいただきありがとうございます。また明日お会いしましょう。

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長谷川 れすたうらんと/高校生
雑費として使わさせていただきます。何に使ったかを記事のネタにするかもしれません。