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THE BASICS FUKUOKAの世界へようこそ~読書に溺れる異世界ホテル~

 はじめまして、福岡の博多にありますホテル・THE BASICS FUKUOKAのブックコンシェルジュチームです。
 今回、わたくしどものホテルをより多くの人に知ってもらうため、そして滞在前にわたくしどもの記事を読んでいただき、もっとホテルステイを楽しんでいただくために、公式noteを立ち上げました。

 そもそも、THE BASICS FUKUOKAとは? から、お話をさせていただきます。

 当ホテルは『ただ泊まるだけではない。一歩足を踏み入れると、圧巻のブックライブラリーが知的好奇心を加速する。新しい体験や世界観を想像するホテル』をコンセプトに2020年3月に誕生しました。

THE BASICS FUKUOKAの外観

 そのコンセプトに則り、館内には5,000冊の蔵書を誇るロビーライブラリーや、福岡・九州とゆかりのあるアーティストによる、様々なアート作品を配しています。

田中千智「どこか遠くの街」

 今回は、そんな当ホテルの魅力の一つでもある本棚についてご紹介します。 

圧巻のロビーライブラリー

ロビーの雰囲気

 ホテルに入って最初に目にするのがこの本棚。

 前ホテルを手掛けた建築家マイケル・グレイブスの精神を受け継ぐ形で、THEBASICSFUKUOKAとして2020年3月にリニューアル。その際に目玉として設置したのが、高さ約8mの書架6本に5,000冊を収蔵した本棚です。
 図書館のようでもあり、異世界に迷い込んだかのような雰囲気があります。

クリスマスシーズンのロビー

知られざる本棚のテーマ

 また本棚にはテーマを掲げ、株式会社編集工学研究所の監修のもとで作り上げました。
 そのテーマというのが――

 Bibliothequeはフランス語で図書館と言う意味であり、また「世界」を象徴する意味もあり、古今東西のあらゆる「知」を貯蔵し世界にアクセス出来る場所です。
 Terreはフランス語で地球・世界を表しており、世界は「時間」「空間」で構成されます。
 ありとあらゆる知を、日常から離れた時間と空間で巡ることが出来るライブラリーとなっています。

内周棚と外周棚

 そして本棚の内側と外側にもコンセプトがあり、ロビーの中心を向く内周棚には「時間」をテーマに日本的な季節のうつろいから、「七十二候」を引用し

①【春、草木萌動(そうもくめばえいずる)】
②【春、桃始笑(ももはじめてわらう)】
③【夏、蓮始開(はすはじめてひらく)】
④【秋、雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)】
⑤【冬、金盞香(きんせんかさく)】
⑥【冬、款冬華(ふきのはなさく)】

 からなる、6つの棚に日本の文化や繊細な四季をイメージした書物を収納。

※七十二候(しちじゅうにこう)とは、
日本には、一年を4つに分けた「春夏秋冬」のほかに、一年を24等分し季節を表す「二十四節気」、さらに細かく一年を72等分した「七十二候」という暦があります。
七十二候は、四季折々のできごとをそのまま名前にしていて、5日ごとに新しい季節に移ります。

内周棚

 外周棚には円形本棚を緯度経度で分類し、実際のその方角に合わせて、棚の方角によって世界を表現。

①【トランスヒストリー(ロシア、東アジア)】
②【クラシック&モード(中東・ヨーロッパ)】
③【フォークロアカラー(東南アジア・アフリカ)】
④【バロックカーニバル(南アメリカ)】
⑤【ポップファクトリー(北アメリカ)】

 とこれら5つの棚にはその国々のイメージの世界観の書物を取り揃えています。

外周棚

 このように、THE BASICS FUKUOKAではホテルにいながらも、本で世界を巡る旅を楽しむことができます。
 もちろん館内の蔵書は、実際に手に取って読むことが可能です。旅の疲れを癒すように読書に耽ることも、また読書自体を楽しむ為の滞在も可能です。

 ぜひTHE BASICS FUKUOKAだけでしか体験することができない、時空間旅行をお楽しみくださいませ。

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