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カフェラテについて〜コーヒー豆編〜 再投稿とあとがき
前回はエスプレッソマシンとグラインダーについて書いたので、本日はコーヒー豆の話を。
以前の投稿で簡単に書きましたが、僕の好きなカフェラテは、酸味が少なく、コクが深いものです。
お店をオープンして一年間は、今とは違う豆を使用していたのですが、当店でしか飲めない豆にしたいと思っていた所、知人に焙煎士を紹介していただき、オリジナルのブレンドを作っていただく事になりました。
それが、熊本にある『エンデレアコーヒー』の、宮崎貴雄さん。
良い人と検索したら、『宮崎貴雄』と、でるんじゃないかと思うぐらい、良い人です。
宮崎さんに、僕の求めるコーヒー豆の理想を、拙い表現で伝えました。
・酸味は極力抑るが、焙煎したてのコーヒー豆が持つ、フレッシュさは感じるように。
・コクは深いけど、苦味はあまり主張せず、甘みが全面にでている。
・ローストの風味は抑える。
・東京牛乳の甘みに負けない力強さ。
なんて拙いんだ。
他にも色々と伝えたとは思いますが、大体こんな感じです。
そこから一年かけて、サンプルを送ってもらってはフィードバックをしてのやり取りが続き、ようやく完成したのが現在使用しているコーヒー豆です。
グァテマラとインドネシアのブレンドを、中深煎りで。
このお豆を使用して、初めてラテを飲んだ時の感動を、未だに覚えています。
お豆の販売もしていますので、よろしければ是非。
ドリップで飲んでも美味しいので。
言わずもがなミルクとの相性は抜群です。
でも一番は、お店に来てもらってカフェラテを飲んでもらうのが良いかと思います。
〜あとがき〜
ようやく差別化の兆しが見えたかと思いきや、ちょっと弱い。
というのも、コーヒー豆のこだわりなんて、どこのお店にもあって。
それぞれが、それぞれに美味しいと思うものを、提供しているのです。
ただ、うちの場合はカフェラテのお店なので、牛乳との相性を前提に焙煎してもらっています。
そこは他とは違うかなと。
あと、ずっと同じ豆を使い続けてる部分も違うかもしれません。
東京牛乳に合うのは、どんな豆か。
それを考えて、宮崎さんにオーダーしました。
毎日飲み続けたいカフェラテは、どんな味か。
そんな事も考えて、フィードバックを繰り返しました。
その期待に応えていただき、自分で言うのもなんですが、飽きずに飲み続けられるカフェラテに仕上がったと思います。
だって、僕は毎日飲んでいますが、飽きてないですからね。
自分で作って、自分で美味しいと思えるって、なかなかの幸せで。
もし、焙煎まで自分でやっていたら、こんな感情は抱いてないんじゃないかと思うのです。
全部を自分でやってしまうと、少しの不安と、ちょっとした傲慢さが顔を出し、今ほど自信を持ててないと思っていて。
それは、自分のスキルと熱量を分かっているからで。
だから、任せる所は信頼してる人に任し、自分はそれを味わうってのがいいのかなと。
宮崎さんが作ってくれてるから、大丈夫。
その裏付けが、自信を持ってカフェラテを提供できる秘訣な気がするのです。