カフェラテについて〜マシン編〜 振り返りとあとがき
ただ、そんな事を理解した上で、カフェラテ専門店にしているので、そこから先も当然考えましたが。
昨日、差別化と言いつつも、カフェラテ屋ってのは実は差別化ではない。
物は言いようなんだ。
と、正直に白状したんですが、それでも差別化は考えていたので、そこから先を振り返りと共に書こうと思います。
では、ここから振り返り。
本日からは当店のカフェラテについて。
カフェラテを作るのに必要なのは、エスプレッソマシン、グラインダー(豆を挽く機会)、コーヒー豆、牛乳です。
その中で、まずは使っているエスプレッソマシンと、グラインダーから。
この二つに関しては、独立しようと思った時から使うメーカーは決めてました。
エスプレッソマシンは「la marzocco Linea classic」
グラインダーは「MAZZER」
両方ともイタリアのメーカーで、使っているコーヒー屋さんも多く、決して珍しいものではありません。
この二つを使う理由は、僕がカフェラテの美味しさを知ったお店が使っていて、実際に扱った事もあったからです。
なので、他のメーカーはもちろん、同じメーカーの他の機種すら考えませんでした。
これは、「コーヒー屋をやる上でどうなんだ」と、思う人もいるかもしれません。
色々と試した上で、一番良い物を使うべきなんじゃないかと。
正直、この二つよりもハイテクで、様々な機能をもったマシンはあります。
そのマシンじゃないと最高の物は作れない。と、断言する人もいるぐらいです。
でも、僕は他の物には全く興味を持ちませんでした。
何故なら、カフェラテの美味しさを教えてくれたお店は、もうこの
マシンを使っていないからです。
効率を重視した結果、ボタン一つで簡単にエスプレッソが抽出出来るようになり、それと引き換えに味は犠牲になりました。
だから当時の記憶を頼りに、そのお店の味をベースにして、更に自分の好みに出来たらなと考えたのです。
今になって、他のマシンも触ってみたいとは思いますが、結局このマシンを使い続けていくと思います。
一杯一杯、豆を挽き、エスプレッソを抽出する。
この当たり前を続けていくでしょう。
なので、提供にはお時間をいただきますが、ご容赦ください。
〜あとがき〜
差別化に繋げるはずが、まず紹介したのがどこのお店も使っているエスプレッソマシンという事で、差別化に繋がらず。
上手くいかないもんだ。
明日からはちゃんと繋がるので、どうか見限らないでください。
今、お店を開けるとしても、このマシンを選ぶと思います。
新しいメーカーが出てきても、新しい機種が出てきても、今のやつを選ぶでしょう。
それほどに、思い入れがあるのです。
初めてエスプレッソマシンを触り、初めてエスプレッソだけで飲んだ、横浜のビルの一室。
ただ苦いとしか感じなかったそれが、ミルクと合わさってカフェラテになり、あんなにも美味しくなるなんて。
それを生み出したマルゾッコに、僕は感動したのです。
だから、これ以外は考えられない。
調子が悪い時は、蹴飛ばしたくもなるけれど。