『郵便受けに告げる』
Talking to my mailbox……
Charles Bukowski
なあ、わざわざここまでやってきて
アンタにはできないなんて言わないでくれ、
確かにやつらはオレたちをロクデモナイ状況に陥れる、
策略だって巡らしてくる、
オレたちに必要なのはチャンスだが
そのチャンスさえやつらはオレたちには与えない
なあ、問題はオマエらがこれっていうことをやっていないんだ、
あるいはもしやっていたとしても、
それはまだ十分ではないんだ
なあ、オレだってわかってる:
チャンスは多くはない、
高みに立っていい思いをしているやつらだって
オマエらほどもがいてはいない
だがなオマエらはああだこうだ文句を言って
熱意を無駄にしている
なあ、オレは別にアドバイスしてるわけじゃない
ただ提案したいだけだ
オマエらの書いた詩と不平不満を連ねた手紙を
オレの所に送る代わりに
ちゃんとリングに上がってくるべきだー
書いたものを編集者、出版人に読んでもらえ、
それがオマエらの信念と柔軟性を養うはずだ
なあ、オレはオマエらがオレの詩を
称賛してくれることに感謝してるんだ
だがなそれとこれとは関係ないし
クソの役にも立たないぞ、
ロクデモナイ状況だろうが
打開していかなきゃならないんだ
これは全員に送っている定型分だが、
オマエらには個人的に受け取って欲しい、
じゃあな