音楽家がどのように哲学者を取り入れるか1/3
音楽哲学
先日は音楽哲学セミナーを開催しました。応募者20名でしたが、一見さんお断りの募集にしたため通過者が12名のみで、8名の方には見送って頂き本当に申し訳ございません。
この記事では参加した12名の方、つまりう音楽家コーチングⓇを熱意を持って受講しておられる方々がどのようにご自身の人生に哲学者を取り入れるといいか個人ごとに解説します。個人は特定されないようにします。
本人達はもちろん、読者の方もどうぞ参考になさってください。
最後のアンケートで50名の哲学者がから自身の人生に即取り入れるべき人を一人ずつ選んでもらいました。
今回の記事ではまず5名を紹介します。明日他の全員分を書きますのでご期待ください。
TT氏 フッサール
確かに不可避なライフイベントを経験しておられる現在では、現出と現出者を即同一視せずに一旦エポケーして「現象」として扱う姿勢が適切かもしれませんね。
AK氏 ニーチェ
今こそ僧侶的価値評価法ではなく、戦士的価値評価法を用いるべき時だと思います。何があっても今の瞬間を肯定して「かかってこい」と挑戦する時期に差し掛かっておられると思います。
KH氏 フーコー
ご自身のいる環境が監獄であると理解し、主体的に行動していると思っても、実は平均かして社会の権力により作られた構造に縛られていたと、自覚して、そこから抜け出す必要に気付いたのは流石だと思います。
NH氏 ボーヴォワール
男性の方がフェミニストの第一人者をベスト1に選んだのは、『招かれた女』や『第二の性』ではなく、『老い』がきっかけだと思います。50代60代はオワコン・・・ただし、画家と音楽家だけは違う・・・命の熱気が消えても打ち込みたいことが見つかっているのでしょう。最高の壮年期以降が保証されていると思います。
MT氏 ロック
ほとんどの参加者がショーペンハウアー以降の実存主義、現象学、構造主義を選んだのに対して、数百年さかのぼるイギリス経験論のロックを選択されるとは非常に根底を揺さぶられる思いで嬉しいです。お医者様として人間の生と死を目の当たりにされる立場で、タブラ・ラサ(白紙)として生まれた人がどのように複合観念の固まりになるのか、ご自身の音楽人生に取り入れてください。
明日は続きの6名を紹介します。
今日も元気にいってらっしゃい!
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津本幸司