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#346 チームメンバーを決めるときの注意点

さて、今日のテーマは「平等であることの弊害」です。

先日、来年度のチーム分けをしていた時に思ったことです。

チーム分けなどで悩むのが、他者の希望をどこまで考慮するかです。

希望を優先すると、見栄えは良いです。

ただ、それは本当に意味があるんでしょうか。

今日は、チームメンバー選出の際の平等であることの意味やその弊害について考えます。


自己紹介とお知らせ


僕は、某リハビリテーション病院で作業療法士の中堅管理職として働いています。対象者の課題と向き合うことはもちろんですが、スタッフのストレスやチームの運営にも日々向き合っています。

このnoteでは、仕事の考え方や医療者としての働き方、コミュニケーションや人間関係、ストレスマネジメント、作業療法に関するさまざまなテーマを取り上げ、日々の感じたことを自らの解釈として記録しています。

読んだ方の何かお役に立てれば幸いです。

以下お知らせ。

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来年行われる福岡県作業療法学会の学会長を行うことなりました!これから1年間準備行っていきます。noteでも「学会長の奮闘記」を定期的に書いていこうと思います。マガジンでまとめてますので、よかったらスキを押して応援よろしくお願いします!


それでは本題に入っていきましょう。


平等にすることが正解ではない


冒頭の例のように、人の希望に合わせることが必ずしも良いというわけではないと思います。

この例で大切なのは、

チーム分けをする際に、どのような基準でチームメンバーを決めるかということです。

このチーム分けの基準が、例えば「行動力」であったとします。

それならば、チームの成果は「行動する」ことが必要になってくるということです。

その場合、チームに選出されるのは「行動力のある人」ということになります。


しかし、そのチームの希望者が多かった場合、その希望をどこまで採用する必要があるんでしょうか。

もちろん、”平等性” を担保するならば、行動力のある人よりも、希望をした人を優先的に採用していくべきかもしれません。

そうなった場合、チームで優先されるのは行動力よりも平等性になるわけで、果たしてそれでチームの成果が出すことにつながるんでしょうか。

周囲の忖度することで、貴重な時間を費やすことが無意味に感じるようになる可能性があり、とても危険だと思います。

また、チームへの参加を希望する人が例えば行動力が足りなかったとして、その人が行動力が必要なチームに入った時に、損をするのはその人自身だと思います。

行動力が求められるチームで行動できないことは、その人の周囲の評価にもつながります。

こういった場合は、やはり「行動力」がチームの採用基準になってきます。

行動力があるチームができるからこそ、そのチームの行動が全体の底上げになるわけで。

チームに入れなかった人にとっても結局はメリットが大きくなると思います。



メリットはどこにあるのか


さて、チーム分けの話から、何かを決める際のメリットの取り方を少し書きます。

何かを決断するときに、僕たちには様々な課題や障害が降りかかってきます。

僕たちは大体は一人で動いていないので、自分だけの判断で物事を決めることは難しいです。

その際に、様々な横槍が飛んでくると思うんです。

「こうした方がいい」
「この方法ではダメだ」
「もっと考えた方がいい」

ほんと余計なお世話です。

それらの横槍は必要な情報もあれば、そうでないものもあります。

全ての意見を丸く収めようとすると、争いはないかもしれませんが、楽しいことはできないと思います。

これは戦うかどうかということではなく、自分の真意をどれくらい達成できるかが重要になってきます。

もちろん、自分の決断が、自分の真意の達成にネガティブであれば方法を変えるべきです。

でも、周りに忖度するあまりに、その達成が遠のくようであれば、その選択は間違っています。

あなた自身に決裁権があって、あなたが決断を下す必要があるならば、あなた自身の真意を忘れないようにしましょう。

なんのために頑張っているのか?
何を求めて戦ったいるのか?

それをその都度振り返りながら、自分の真意を見つめ直すことが必要だと思います。


今日は以上になります。

頑張るあなたを応援しています。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
読んでいただいた方のヒントになれば幸いです。

ではまた。

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