#340 情熱がなければ伝わらない
さて、今日のテーマは「情熱がなければ伝わらない」です。
最近、来年度の方針を、スタッフ向けに説明する機会が多くあるんですが、ついつい熱くなってしまいます。
組織に対する思いが強いんだ!みたいなことはないんですが・・・
ただ、方針というのはスタッフ全体に関わることなので、できるだけ気持ちに届いて欲しいんです。
もし、自分が聴く側なら情熱的な方が伝わると思うので。
今日はそんな情熱の話です。
自己紹介とお知らせ
僕は、某リハビリテーション病院で作業療法士の中堅管理職として働いています。対象者の課題と向き合うことはもちろんですが、スタッフのストレスやチームの運営にも日々向き合っています。
このnoteでは、仕事の考え方や医療者としての働き方、コミュニケーションや人間関係、ストレスマネジメント、作業療法に関するさまざまなテーマを取り上げ、日々の感じたことを自らの解釈として記録しています。
読んだ方の何かお役に立てれば幸いです。
以下お知らせ。
◾️第28回福岡県作業療法学会
来年行われる福岡県作業療法学会の学会長を行うことなりました!これから1年間準備行っていきます。noteでも「学会長の奮闘記」を定期的に書いていこうと思います。マガジンでまとめてますので、よかったらスキを押して応援よろしくお願いします!
それでは本題に入っていきましょう。
人に伝えるということ
何かを人に伝えるということはとても難しいことです。
自分の気持ちを整理して、言語化し、相手の反応を見ながら、返答を考える。
1対1でも骨が折れるのに、組織の方針を伝えるとなると、相手が大多数であるので、基本的に難易度MAXです。
ただでさえいろんな人間性があるのに、すべての人にその思いを理解してもらうことが現実的ではありません。
もしかしたら伝わっているのはほんの一部のの人間だけかもしれません。
しかも、それが伝わったかどうかの判断はそれを聞いた人たちのその後の行動によるため、その場では分かりません。
ただ、だからと言って、「どうせ伝わらないから」と無難な方法で説明しても、余計にうまく伝わらない気がします。
どれだけスライドを作り込んだとしても、伝えるときに必要なのは、プレゼン力です。
伝える側の思いや喋り口調が、参加者のとって聴きたくなるものでなければ、その思は理解してもらう前に、頭にも残らず無くなってしまうでしょう。
そしてあなたはこう言います。
「どうせみんな聞いてないからな」
情熱を表現する
自分のプレゼン力の問題を棚に上げて、うまく伝わらないことを周囲のせいにしてないでしょうか?
かく言う僕も、スライド作りに集中しすぎてプレゼンの練習が疎かになりがちでした。
そのせいもあって、ここまで来るのにはかなり苦労しました。
いくつか失敗経験してみて思ったことは「中途半端な思いや計画は伝わらない」ということです。
なぜ必要で?
どういうコンセプトで?
どんな方法で?
何が成果となって?
など、新しいことを始めれば、たくさんの課題があります。
そして、参加者もまた、この課題については気がついているものです。
それらの疑問にプレゼン力を駆使しながらスマートに答えることができて、初めてその思いは参加者に伝わっていきます。
また、感情に訴えかけることも忘れないようにしましょう。
つまり、今日のテーマである「情熱」です。
情熱的な説明のいいところは、スライドなどでは伝わらない臨場感を共有できることです。
説明の内容は複雑だっとしても、感情的に話をすることは、相手の中に何かを残すと思います。
こういった目に見えない思いのようなものはとても重要だと思います。
頭で考えていては思考が追いつかないようなことも、
感情に訴えかけように話してみると「思ったより複雑じゃない」と気が付くことにつながるかもしれません。
プレゼン側に回った以上は、そのややこしい理論の前に、「なぜ」のことを目指すのかについて情熱的に説明してみてはどうでしょうか?
今日は以上になります。
頑張るあなたを応援しています。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
読んでいただいた方のヒントになれば幸いです。
ではまた。
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