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#308 基礎を整えるからこそチャレンジできる
さて、今日のテーマは「基礎を整えるからこそチャレンジできる」です。
仕事などで何か新しいことを始めようとしたときに、まずはどこから始めれば良いか判断が難しいですよね。
個人的には足元を固めることからがスタートだと思います。
「それでは遅い!」と思う人もいるかもしれませんが、果たして焦って見切り発車した取り組みがうまくいくんでしょうか。
今日はチャレンジする前にやっておくことを振り返ってきます。
自己紹介とお知らせ
僕は、某リハビリテーション病院で作業療法士の中堅管理職として働いています。対象者の課題と向き合うことはもちろんですが、スタッフのストレスやチームの運営にも日々向き合っています。
このnoteでは、幸せな生活の考え方や医療者としての働き方、コミュニケーションや人間関係、ストレスマネジメント、作業療法に関するさまざまなテーマを取り上げ、日々の感じたことを自らの解釈として記録しています。
読んだ方の何かお役に立てれば幸いです。
以下お知らせ。
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それでは本題に入っていきましょう。
基礎を整える理由
冒頭で「チャレンジの前に足元を固めることが必要だ」と述べましたが、
チャレンジすること自体はとても良いことだと思います。
冒頭の言葉は ”タイミングの問題” についてを述べています。
チャレンジするタイミングで適切なのはどういう時でしょうか。
仕事におけるチームが内部分裂していて不安定なときに、チャレンジすることは適切でしょうか?
チーム全体のまとまりがなく、各々が好きなように動いているときが適切でしょうか?
顧客が少なく、収入源が少なくなっている状況が適切でしょうか?
これらのタイミングはおそらく、チャレンジよりも足元を固めることが必要になってくると思います。
どれだけ新規性のある画期的な取り組みであったとしても、チームや内部があまりに不安定なときはチャレンジすべきではないと思います。
考えないといけないのは、
そのチャレンジを動かすのは一体誰か?
ということです。
あなたが一人で全て行うなら、誰も止めたりはしません。
でも、仕事におけるチャレンジは、基本的に複数の人の協力が必要になります。
チームで動くということはある程度、話し合い、準備、運営、実働など、様々な取り組みを行う必要があり、ここにはまた時間を使っているわけですね。
そう考えれば、いくら新しくて必要性のある取り組みを行ったところで、チームメンバーがそこに積極的に参加してきてくれるかは疑問が残りますし、
チームを巻き込む以上は、その時間をいかに有効的に使うかは常に考えなくてはなりません(管理職目線)。
焦る気持ちもわかりますが、まずは、今向き合うべき目の前の問題が何かをしっかり捉えることから始めましょう。
目の前の問題を捉えるには
僕が思いつく、目の前の問題の捉える視点を書いていきます。
スタッフを見る
まずは何といっても現場のスタッフの状況を第一に見るようにしましょう。ストレスはどうか、悩みはないか、不満はどこにあるか、成長はできているか、目標を理解しているかなど。スタッフが元気な職場はそれだけで活性化しますからね。
無駄を見る
業務全体を見て、無駄な部分がないかを確認しましょう。たくさんの業務がある中で、無駄なことは、よく見ればいくつか存在します。それらの効率化を図り、余裕を持って新しいこと取り組めるように業務の改善を図りましょう。
環境を見る
今の現場で必要な物品や環境が整っているかを確認しましょう。人ばかりに頼って、ハード面の投資を怠っていると、それをマンパワーでカバーしなくていけなくなります。環境を整えることも、これからの挑戦の余裕を作り出すために必要な投資であると捉えましょう。
構造を見る
組織のチーム間の関係性を見るようにしましょう。これは良好かどうかという視点だけでなく、お互いの業務がお互いを補完する関係を作っており、スキのない仕組みになっているかを見る必要があります。スキがあれば、そこはこれから綻んでいくところです。修正可能な間に早めに問題を把握するようにしましょう。
予算を見る
できれば金銭的な余裕はどうかを知るようにしましょう。お金が尽きれば夢は終わります。資金があるからこそ新しいことにも余裕を持って取り組めるわけです。自分たちのチームや組織が使えるお金はどれくらいあるかについては常にアンテナを立てたり、想像力を持って理解するようにしましょう。
今日は以上になります。
頑張るあなたを応援しています。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
読んでいただいた方のヒントになれば幸いです。
よろしかったら、スキ❤️&フォローをよろしくお願いします。
ではまた。
◾️質問箱
質問箱をGoogle formで作りました。仕事や生活などでの悩み(それ以外でも)があれがご記入ください。いただいた質問は、記事にして返信したいと思います。