
わたしの救いになってくれた本、3冊 #day31
今日はこれを書きます!
①宗田理『ぼくらの七日間戦争』
大人気「ぼくらシリーズ」の記念すべき第一作目。中学1年のクラス男子全員が結託して、廃工場にたてこもり、大人たちへの反乱を起こすというストーリー。
物語に出てくるみんなが、めちゃくちゃうらやましくて。憧れたんだよね。こんなふうに、大人たちに言いたいこと・やりたいことをぶちまけられたら、どんなにスッキリするだろう?って。きっと、わたしも思春期真っ只中だったんだろうな(笑)
作品の中では、(子どもから見た)ダメな大人がたくさんいた反面、味方になってくれる大人たちもいた。
当時のわたしは刺々しかったので、周りがみんな敵に見えてて。でも、「自分の味方になってくれる大人が、ひょっとしたらいるかも」って、無意識のうちに救われていたのかもしれないな。
数十年たって、いろんな経験や思考を経て、昔よりもすごく生きやすくなった。もし、当時のわたしみたいな子どもがいたとしたら。「わたしにあなたは救えないかもしれないけど、世の中、捨てたもんじゃないよ」と、言ってあげたい。
②著者・タイトル不明
ずーーーっと探している本があるんです。
小学生の頃に読んでいた本。確か海外文学で、いまの青い鳥文庫のようなデザインだった気がするんよねー。
主人公の女の子が、わたしと同じ一人っ子で。年頃も同じく小学生くらい。行動派な彼女は、とても積極的に“冒険”をするんです。
ワンピースのような大冒険ではなく、毎日の生活の中で「おてんば」と称されるくらいの、ミニ冒険?冒険の中身を詳しく覚えてないので、うまく書けないのだけど。
共通点は一人っ子というだけで、わたしはどちらかというと消極的。争いごとが苦手で、なんでも周りに合わせてしまうタイプだったので、自分の意志でどんどん突き進む主人公がうらやましくて、「わたしもこんなふうになりたいなー」と思いながら、何度も読み返していました。
いま、もう一度読んでみたくて。本屋さんや図書館でたまに探してみるものの、手がかりも少ないし、何十年も前の本だから、見つけられないんよね。記憶違いもありそうだし。
雲を掴むような話ですが、「これかな?」と思う本をご存じの方、教えていただけると嬉しいです。
③角田光代『対岸の彼女』
これは大人になってから、読みました。悶々と専業主婦をしていたときも、ようやく働きに出ることができたわたしにも、寄り添ってくれた本です。
以前、noteの記事にしたことがあるので、そちらを読んでいただければ。
こうして、3冊挙げてみたけれど、「わたしをつくった」のとは少し違っちゃったかも。「救い」になった本といったほうが、しっくりくるかな。
どちらにせよ、これらの本はわたしの心の中にずっとあります。細かい内容は忘れちゃっても、救ってもらったことは忘れない。
こういう出会いがあるから、読書はやめられないんだろね。
ではでは、また明日!

おめでとー!!
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