こんな本を読みました【2023.1】
毎月恒例の読書記録です。
1月は3冊読みました。
ではでは、早速どうぞー!
★『自己肯定感の基本』古宮昇
以前、図書館で予約していて、ようやく順番がまわってきました。
実は順番を待っている間に、自己肯定感の土台には、自己受容が必要だということに気づきまして。
いまは、あまり自己肯定感というものを気にせずに生きているんですが、せっかくなので読んでみました。
自己肯定感の低さって、結局は親との関係なんだよなーと、あらためて思い知らされました。
私自身、ほめられたことがなくはないけれど。子ども(私)が良いことをする=親(母)の育て方が良かったからだ!みたいな雰囲気が、ざわざわーっと漂っていた気がする。
なんでもかんでも、自分の子どもでさえも、思い通りにしたがった人だった。良き母親でいることが、自分のアイデンティティを保つための唯一の方法だったんだろうなって、いまなら思うんだけど。
当時の私には苦しくて、(母にとっての)良き子どもじゃなかった。私も認められたかったんだな、ありのままの自分を。
で、この流れで、偶然にも、湊かなえさんの『母性』を手にしたんです。
★『母性』湊かなえ
自分では気づいていない人もいるかもしれないけど、なんだかんだで、やっぱり子どもは母の愛を欲するんだよ。認めてもらいたいの。
母の愛情表現や、愛に向かうベクトルがどんなに歪んでいたとしても、子どもはやっぱり母を想う。
それが痛いほど、伝わってきた。
結果として、反発してしまうのも、困らせてしまうのも、全部、認めてほしいから。愛してほしいから。
今回、私は娘の立場として、この本を読んだけれど、母の視点に立つと、また違った感想になるかもしれない。
『母性』は、「母の手記」と「娘の回想」を中心に、物語が進められる。
語り手が変わると、こうも物事の捉え方、感じ方が違うのか、と。湊かなえさんは、恐ろしいほど鋭く、両者を書き描く。
「これが書けたら、作家を辞めてもいい」と、湊かなえさんがおっしゃった、渾身の一作。オススメです。
視点が変われば、こんなにも現実は変わる……という作品では、こちらもオススメ。短編集なので、読みやすいです。
ただし、表題作の「ホーリーマザー」は、娘の立場で読んでしまうと、めちゃくちゃキツイです。要注意。
★『占星術チョー入門』キャメレオン竹田
実は、私、星読みやタロットのリーディング動画を観るのが好きで。自分でも、少し知識をつけたいなと思って、図書館で借りてみました。
Twitterにも書いたけど、ほんまのほんまにチョー入門書なので、占星術ってなんぞや?という人が、かるーく読むのに最適な本。
ただ、なんとなくサラサラーっとは読めるけど、これを知識として頭に入れるとなると、全然かるくない。むしろ、めっちゃ勉強せなあかんやつ。
2週間しか借りられない図書館本では、とてもじゃないけど覚えきれん。占星術については、あらためて本を買うべきやと思いました。
占星術に詳しい方がいらっしゃいましたら、オススメの入門書、教えてくださいませ!
というわけで、1月の読書記録でした!
ではでは、またー!