Photo by team_ueno 【俳句】実朝忌6句 10 山本てら 2023年2月17日 09:14 梅が香は潮干のかなた実朝忌女には慰めかねつ実朝忌安寧に風雅にほへる実朝忌諦念の亡び静けき実朝忌海底の臥龍金槐しのばせて金槐忌世々の歌びと震ふかな*本日陰暦1月27日は鎌倉幕府第3代将軍源実朝の忌日。『金槐和歌集』を残す。実朝は女性に関心がなかったとも推測されている。和歌の道において革新的な事業を次々と成す後鳥羽上皇への思慕と共有される歌心。つかの間の平和。亡びを体現した者が詠んだ歌に、特別な力が宿らないことがあろうか。風雅(文芸)の道には、実朝の存在が霞のように漂っている。 ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する この記事が参加している募集 #古典がすき 4,953件 #俳句 #梅 #和歌 #古典がすき #源実朝 #後鳥羽上皇 #春の俳句 #風雅 #金槐和歌集 #臥龍 #実朝忌 10