シェア
山本てら
2022年9月3日 16:02
ふしぶしに熱き血潮をたぎらせて周回遅れを即狙ひ撃ち
2022年8月29日 11:10
初秋の思ひのほかの涼しきに君も衣を重ね着るらむ
2022年8月24日 15:39
処暑過ぎの弛げなる蝉の声きけばはや一年も終はりとおぼゆ
2022年8月13日 20:23
嵐ふくいまだ砂利なる路地裏の雨を染めたる朝顔のあを
2022年8月9日 07:07
朝顔におもかげかさね袖ぬらすいにしへびとの後の朝よ花びらは拡声器かな蔓のばし君の声のせわれに聴かせよ*後の朝……男女が会って一夜をともにした翌朝。後朝。(『デジタル大辞泉』より)
2022年7月23日 06:23
アラームと思ひてはたと目をさます朝焼けにひとりさわぐカナカナ*カナカナは、セミのヒグラシの別名です。
2022年7月13日 22:11
濃緑より蜩の声届くころ風の香りも秋をささやく