#84 本質的な問い
前回は逆向き設計の話をした。
この単元構想をする場合、単元を貫く「本質的な問い」を設定することが大切である。
それは教科の「見方・考え方」を捉えさせるような「大きなまとまり」としての問いである。
本時レベルの問いではない。
もっと抽象的なものとなる。
その抽象的な教科の本質を突くような問いを設定し、その問いを解決していくために毎時間の授業が設定される。
このような流れでなければならない。
その「本質な問いを解決する」というゴールが子どもと教師の間で共有されることで、毎時間の授業にも動機づけが生まれる。
それがないと、「何のための授業なのか」教師も子どもも明確でなくなってしまう。
本質的な問いは設定するのが難しい。
その教科の「見方・考え方」を熟知していなければならない。
その単元の本質を熟知していなければならない。
その単元で得た力が、将来、子どもによってどのように活用できるかを想定しなければならない。
難しいが考える価値はある。
常に考えていきたい。では。