#700 問いの種類
「問い」は、4種類存在する。
①本時のめあて(課題)
②教師の発問
③単元の学習問題
④子どもの疑問
である。
本時のめあて(課題)は、教科書に載っていたり、教師の方で意図的に設定したりされる。
学習を方向付けるための機能がある。
しかし、子どもは受け身状態となる。
教師の発問は、教師が意図的に考え、子どもに投げかけられる。
学習を焦点化させる機能がある。
しかし、これも子どもが受け身状態となりやすい。
単元の学習問題は、単元全体を貫く形でなされ、学習意欲を維持させる機能がある。
その問いが本質的であればあるほど、単元の学習が深くなっていく。
子どもの疑問は、子ども主体なので、能動的な学びを可能にする機能がある。
しかし、教師のコントロールが効かない分、学びの範囲から逸脱しやすくなる。
それを防ぐため、教師が教材や資料を用意し、子どもが見方・考え方を働かせるよう促し、質の高い疑問をもたせる必要がある。
ここまで、「問い」の4種類を紹介した。
それぞれの「問い」には、違った機能があり、それらをうまく使い分けることが重要である。
ぜひ、それぞれを活用していきたい。
では。