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映画「ラディカル・ラブ〜サティシュ・クマール 巡礼の旅〜」上映会に参加して

この秋の日記的なこと。

11月11日はイギリスから来日中のエコロジー思想家・平和運動家であり大学院大学シューマッハ・カレッジ創設者のサティシュ・クマールさんの自伝的映画「 ラディカル・ラブ」上映会&サティシュさんによるお話会に参加しました。


今88才を迎えたサティシュさんが特に素敵だなと思うのは、勿論平和や核廃絶・非暴力のための世界巡礼やシューマッハカレッジの設立等も凄いのだけど、何よりシンプルな真実やご自身の言葉をピュアなハートを体現しながら話してくださること。

謙虚でありながらも自信と生命力に満ち溢れている。人が地球で生きる上での本質を堂々とキッパリと、ストレートに伝えてくれる。私はその堂々とした真っすぐさや純粋性が特に凄いなと思う。

沢山の著作や情報が溢れる現代で、ご自身の経験や智慧を磨かれた感性と共に、

「人生を通して発見した愛と真実ってこうだから」とでもいうように、重苦しくなくばーーーんと伝えてくれる。かといって押しつけがましい感じもない。質疑応答のQ&Aタイムが大好きらしいサティシュさんからは周囲に貢献する喜びや、子どもみたいな純粋な愛と好奇心が伝わってくる。

サティシュさんに世界中の人が会いたがり、学びを受けたいのはそんなサティシュさんのピュアな感性やあり方にもあるんじゃないだろうか。

サティシュさんの言葉で好きなのは「人生には観光客的な生き方、巡礼者としての生き方がある」「私のことを夢想主義者だと人は云う。でも現実主義者が何を成し遂げたか?戦争や環境破壊ではないのか」といった内容。(原文はちょっと違うはず、うろ覚え)

観光客は旅に期待したりがっかりする。巡礼者は起きることをあるがままに受け入れる。といった話も好き。

私は2018年にイギリスのフィンドホーン財団コミュティーのプログラム参加後に、レンタカーを借りて南部のシューマッハ・カレッジへ見学に訪ねた。(基本的に見学は受け付けてなかったのだけど、カレッジ生徒の方が配慮してくださり案内してくれた)

2018年当時のシューマッハカレッジ
カレッジの農園とハーブガーデン

なのでシューマッハカレッジ現地には訪ねていたのだけど、サティシュさん本人にお会いしたことはなかったので、今回上映会に参加してイベント後に来場者を迎えてくださったサティシュさんと握手させていただき、アイドルに会ったかのようにときめいてしまいました。笑 

サティシュさんが創設者であるシューマッハカレッジは、長年支援していたダーティントン財団の経済難により閉鎖の方向となっていて現在は日本発のクラファンも行われている。

カレッジがどうなっていくかはわからないけれど、サティシュさん達が蒔いてきた教育という種はこれからも芽吹いていくんだろう。私もささやかながら、自分という樹をこれからも育んでいきたい。

カレッジ周囲の森

間近で握手したサティシュさんは、やっぱり純粋な喜びや愛に満ちた温かな笑顔をされていました。サティシュさん、今回の来日イベントを開いてくださった皆さま、ありがとうございます。会場では久々の再会もあって愉しいひとときでした。


映画「ラディカル・ラブ〜サティシュ・クマール 巡礼の旅〜
新著「ラディカル・ラブ

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