寺阪誠記 2024年10月3日 19:05 コスモスの朝日に透くる輪郭のくきやかに死が可視的となる/本多稜『時剋』2022年11月の歌なので、上の句は実景でもあろう。それが序詞として「くきやか」を導いてくる。「くきやか」となるのは「死」である。それが目に見えるのだと。この状況を詠むのにK音、S音の響きの溌剌よ。 いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する この記事が参加している募集 #今日の短歌 52,787件 #短歌 #今日の短歌 #現代短歌 #短歌人 #本多稜 1