GW休暇 ⑤
GW休暇5日目ー5月2日
夜、現在名古屋で理学療法士をしている卒業生がお顔を見せてくれた。
コーヒーとお菓子を持って。
寺子屋創設年に、中学1年生だった彼。すでに付き合いも24年になろうとしている。
大学を卒業後、専門学校に通っていたので長い間学生だったけれど、今は名古屋の大学に通う寺子屋の卒業生を食事に連れて行ってくれたり、私の健康を気づかったり、落ち着いた社会人となっている。
先日、ドバイ在住の友人と話したとき、
ーできれば、小学生のうちに入塾してほしいんだよね。
という私に、
ー迷いがあって、相談する人が必要なのは中学生以上じゃない?
と、友人が言っていたけれど
人に相談する
人を頼るという関係になるには
それ以前にそれなりの人間関係が必要で
それなりの人間関係があると言えないことも、逆にあるだろうけれど
少しずつ人間関係をきちんと構築したうえで、
いつもここにいるというメッセージを出していたいというのが、私の理想というか希望。
創設当時の生徒がいまだに連絡をくれたり、顔を見せてくれる度、
いつも変わらずここにいることが私の仕事だと改めて実感する。
話の中で、今も情熱は変わらないけれど、やる気をそがれることの多いここ数年の話を、この卒業生にしていたのだけれど
帰り際、玄関のドアを開けながら、
ー先生、大丈夫。先生の「やる気」は、少々そがれても、僕らの「やる気」よりは断然あるはずやから。先生のやる気は、ないぐらいがちょうどいいんやに。
と、笑って言って帰っていった。
私のやる気は「ないぐらいがちょうどいい」ー
その発想はなかった。笑
教え子たちの力になれることよりも、むしろ、教え子たちとの再会で力をもらうのは、私の方が多いのだと改めて思い知る再会となった。
寺子屋25年目
今年の中学1年生が、彼の歳くらいになるときー私はもう後期高齢者になっているなぁと考えると24年という月日の長さをしみじみ感じたりもする。