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あいさつの返事
今期のフジテレビの木曜ドラマ「いちばんすきな花」で「おじゃましました」という挨拶の返事は「またおいで」じゃないかという話があった。
なるほど・・・と思った。
確かに、「お邪魔しました」には「また来てね」とか「またね」と応えるか・・・。
寺子屋では小学生の英語クラスで、英語でのあいさつを習うとき、念のため日本語でも何というか尋ねる。
この仕事を始めた頃、結構な確率で子どもたちが日本語でも「あいさつ」のことばを知らないのに、びっくりした。今では、きちんと言えたら、「おぉ、えらい」なんて言ってしまう。
今では「主体性を重視して」あいさつを任意とする幼稚園や保育園が増えていると聞いたりすると、、、ため息が出る。主体性って何だ?と辞書で調べてみる。 笑
自分の意志や判断に基づくためには、その意志や判断を形成する知識や経験が必要で、その判断の根拠を持たない子どもたちに「主体性」を求め、挨拶のできない子、挨拶を知らない子たちに英語を教えるというちぐはぐさというか、やるせなさ・・・どうも私には納得がいかないと思う。
だから、寺子屋では「外国語学習」の二面性をきちんと利用して授業を行いたいと思っている。
外国語を知ることで、母語への理解をより深めるー。
「ありがとう」の返事が「どういたしまして」だと知らない人が、Thank you. と言われて、You're welcome.だとかNo problem.だとかDon’t mention it. などを使うことはできない。
以前、高校受験生の練習問題に、You’re welcome. を選ぶ問題で、「どういたしまして」という意味であることは知っていても、使い方を知らなくて、選べなかった生徒が本当にいた。
あいさつーちょっとした会話は、人間関係の潤滑油でもある。
気を付けて聞き、丁寧に返事をしたいと、ドラマを見ながら改めて思った。
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