2024年度に向けて ⑦ ~ それは英単語です、私は辞書ではありませんの意味 ~
昨日に引き続き、亀井先生の口癖シリーズのお話。
何度もnoteに書いているように、私たちは、外国語学習の醍醐味の大切なものの1つが振り返って自分たちの文化、言語理解を深めるということだと思っている。
だから、普段から、質問の仕方や言葉の使い方を、自分たちの失敗も認めながら、子どもたちと話しをするようにしている。
子どもたちの質問の中で多いのが
ー先生、これ、何ですか?
や
ー先生、correct(などの意味の分からない英単語)って何ですか。
というもの。何を聞いているのかは重々承知の助 笑
でも、あえて私たちは、
なんて答える。成句を聞かれたら、英語句かな、、、なんて言いながら。
時には、「英語の問題です。」とか、「数学の問題です。」なんて答える。 笑
また、何でも聞けばよいという態度の生徒たちには
と、応えてみる。 笑
簡単に、答えにはたどり着かせない。というか、勉強は、少し苦労して、自分で努力して答えを出して、その時感じる、喜びや楽しさや快感で続けていけるものだから。
やっぱりここでも、楽しく親切な不親切を提供することにしている。
昨日、高校からはクラブなどの時間もあり、寺子屋を中学3年生卒業する生徒の最後の授業だった。
寺子屋では、中学3年生の卒業には、継続する生徒にもしない生徒にも、紙の辞書を渡す。
そして、「電子辞書は便利かもしれないけれど、余分な、うっかり見てしまったり、気づいてしまったりする学びがないから、時々開いてみてほしい。暇なときにパラパラと見るだけでも違うから」と伝える。
勉強の楽しさは、人から与えられるものではなくて、自分で見つけ出していくもの。紙の辞書にも、自分で調べてみるという行動にも、言葉をていねいに使おうと努力する姿勢にも、そんな要素がたくさん入っている。
私はそう信じている。
2024年度も、その信念とともに、親切な不親切を続けたいと思っている。