私の好きなこと ④
私は、文章を書くことが好きです。
父と喧嘩をすると、長い手紙で反論したものです。昭和一桁生まれの父は、頑固で怒り出すと話を聞いてくれなかったので、一晩かけて長い手紙を書きました。父は、それを大事に嬉しそうに何度も読んでいたそうです。娘からの反論というか文句だというのに。 笑
父も何かの節目節目にカードやら手紙やらをくれる人でした。その手紙やカードが、今でも片づけをする度、そこかしこから出てきます。
父は、物書きになりたかった人です。退職後、詩集を自費出版していましたが、何度読んでも意味のわからない詩集です。笑
私は、頭の中がとっちらかっているので、自分を落ち着かせ、考えをまとめるために、文章を書く作業を続けています。父との喧嘩のときだけではなく、高校時代、先生のおっしゃったことに納得がいかないと、長い手紙を認めて、校長室まで持っていったこともあります。 笑
また、この仕事をしていると、文章を書いたり、口に出すことでほかの人にも知ってほしいこと、考えてほしいことがたくさんあります。私のそれとスタッフの思いなども含めて、2005年から、以前は月1回、現在は約2か月に1回、「てらこや新聞」という形でも発表しています。寺子屋生の親御さんたちに、お子さんたち(特に中学生・高校生たち)と一緒に考えたり、会話のネタにしてもらえたらと思って始め、現在19年目に入っています。
寺子屋かめい設立5周年を記念して始めた「てらこや新聞」ですが、25周年に向けてこの春から、現寺子屋生と原稿提供者以外の方には定期購読をお願いしてお送りしています。そのため、noteでもてらこや新聞の記事をマガジンにして販売しています。
一方、「みんなに読んでもらって考えてほしいから始めたのじゃないのか?」と、卒業生や卒業生の保護者の方に言われるのももっともなので、2か月ほど遅れて、てらこや新聞ブログで日曜日か月曜日に少しずつ公開もしています。
でも、この「てらこや新聞」、卒業生に聞くと、私たちが送付のときに添える手書きメッセージが一番うれしいのだそうです。現役生たちは、塾での所業を親御さんに報告されることもあるのですが・・・。
6月号のnote掲載は現在作業中です。