わたしの愛するアリ・アスターみの詰め合わせこと『ボーはおそれている』の話
『ボーはおそれている』作品としての魅力
賛否両論だが、アリアスターが『ヘレディタリー/継続』や『ミッドサマー』のヒットを経て、思う存分に好きなことを表現しようとした結果、きちがい毒母の集大成を魅せてきたという点だけで個人的には2,000円以上の価値があった。
「罪悪感で子を支配するヒステリックな親」「主体性を持つことを許されず幼児性を保持したまま歳を重ねた子」という親子像は機能不全家族への解像度があまりに高い。
正直いえば経験者かと疑わざるを得ないレベルだ。
ただずっと