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今の私にぶっ刺さった『青くて痛くて脆い』映画感想

こんばんは。
新卒1年目で適応障害と診断され休職中のtentenです。
自己紹介記事はこちら。
休職中で時間があるので大好きな映画がたくさん観られる!ということで感想を綴っていこうかなと思います。
極力ネタバレは無いように、本当に純粋な感想メインです!
感想記事とか書いたことないので、温かい目で見守ってください。

なりたい理想の自分になれてますか?

この作品を見終わったときの感情は「苦しい」でした。

「なりたかった理想の自分」と「今の自分」を比較して葛藤し、妬み、そして怒る、そんな主人公に共感の嵐でした。

設定も大学4年生という就活を経て、ある意味自分の限界を知ってしまってる主人公。
でも学生だから、まだ理想に向かってもがくことができるんだけど、きっかけがなかったり、諦めていたり、変化が怖いからこそ無理だとも思う。
そんな人間だと誰しも経験するであろう闇の部分をすごく丁寧に描いている作品だと思いました。

「隣の芝生は青く見える」

自分の良さには無自覚で、他人の良いところが5倍、10倍に膨れ上がって見える。
そんな主人公の「自分が、自分が…」と膨れ上がった感情は抑えられなくなっていき、爆発し、「痛い」行動になる。
でもそんな感情を抱く主人公は「脆く」、すぐに壊れてしまう。

その過程に人間の弱さが詰まっていると思いました。

誰かのせいにしたくなる

なりたかった理想の自分になれない理由は紛れもなく自分自身なんです。
でも他の人のせいにしたくなる。
そうすることでしか自分を保つことができないから。

私も似た経験があります。
学生時代、1か月留学へ行きました。
そして、まだ若かった私は1か月で語学がネイティブ並みに上達すると思ってたんです笑(今思えば浅はかな考えだと思います笑)

そして、帰国して留学はすごくいい経験だったのに、語学力が上達していない自分にショックを受けたんです。
でもそんな負の感情を自分の中で丁寧にかみ砕いて、受け入れることができない私は、それを友達のせいだと考えるようになりました。
その友達は英語がペラペラで、まさに当時の私のなりたい理想の姿でした。
その友達は何も悪くないんです。
でもそうしないと負の感情が抑えられなくなっていました。

皆さんもあるんじゃないでしょうか?
彼氏彼女がいる人を妬むことや、自分より成功している人に怒り・嫉妬が向くことなど。そんな感情にフォーカスを当てた作品が『青くて痛くて脆い』です。

あ、ちなみに その友達とは「そんなこともあったね笑」と笑って話せる関係です笑


凄く人間味あふれる、リアルな感情に焦点を当てた作品です。
観終わった後の苦しさや共感は「生きている実感」を感じさせてくれます。
興味を持った方は配信サイトで観ることができるので、ぜひ観てみてください!

初の映画感想は書くのが楽しかったです笑
こんなに映画を観た後の感情を綴るのがワクワクするものだとは思いませんでした!
でも初感想にしては難しい作品を選んだなと思います笑

ここまで読んでくださってありがとうございました。
皆さんの感想やオススメの映画などあればコメントで教えてください!


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