『SR サイタマノラッパー2 女子ラッパー☆傷だらけのライム』（邦画）

視聴環境:U-NEXT


【内容】
群馬でラッパーを目指す若い女性達の群像劇。


【感想】
前作が面白かったので、続けて続編を見始めました。
前作が80分で、こちらが96分と前回よりも、長くなって、ドラマ部分と音楽シーンを、よりきちんと描いていました。

コメディでありながら、地に足着いたドラマというか…
青春の不器用で、焦ったくて、カッコ悪くて…愛おしい…
この感じが、若い役者や監督などの空気感をそのまま反映しているのだろうなあと…
笑いながら、元気になる映画だなあとも…

ラップは、登場人物のモノローグや説明セリフを音楽として聴かせられるっていうのは、凄く有効な手法なのだと感じました。

前作で死んでしまった先輩を軸に、前作には出てこなかったキャラクターを主人公とするのも、設定として上手いなあと…

あと、なんだろう、昭和のファミリードラマ感があるような気がする…
『寺内貫太郎一家』とか『時間ですよ』とかの今のドラマとか映画では、あまり観なくなったハンドメイドな手触りというか、お笑いのテイストとか…

何気に安藤サクラが出てたりもして、この頃はこんな感じだったけど、数年後にNHKの朝の連ドラの主役やるんだよなあと思ったりしながら観ていたりしました。

主要なキャラクター達の女の子達が、全然可愛く撮ってなくて、そこがグッと来るなあと…
ラストのラップシーンはジーンと来ました。

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