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ひとつの限定バッグができるまで

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「JAPAN QUALITY OF LIFF」本当の意味での質の高さを目指したモノづくりを考えるTENTが、今年10年目を迎えました。緊急事態宣言が出されいままでにない状況下の…
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10周年バッグ 第四話「生産&販売」

10周年バッグ 第四話「生産&販売」

完結編になります。

ジープ素材の底生地に対してメッシュ本体生地を十字状に慎重に高周波加工し、その後に既存のバッグ違い、両サイドを繋ぎ袋状に仕上げていきます。

ここからが流れ作業になります、両サイドにスナップボタンをかしめ、縁まわりを折り返し際にハンドルも一緒に行い、上部留め具と吊り下げポケット等を差し込みバイアスしていきます。

ハンドルを内側から外側向け、ベルトとバイアス部分が重なる箇所に穴

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10周年バッグ 第三話「型紙と資材準備」

10周年バッグ 第三話「型紙と資材準備」

前回の続きになります。

TENT「ご無沙汰しております、早速ですが生地を送るのでそれに合わせてバイン       ダーお願いできますか?」

ミシン屋さん「どうもお久しぶりです、実は去年で廃業にさせて頂きました...大変申し訳ないですが他をあたって下さい。」

 TENT「え!?倒産って事ですか?」 

ミシン屋さん「日本のものづくりは難しい状況が続いてるのが現状です、年齢も考えてゆっくり過ごす

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10周年バッグ 第二話 「デザイン案&サンプル製作」

10周年バッグ 第二話 「デザイン案&サンプル製作」

TENTバッグでは普通のバッグブランドと作り方が大きく異なります、それは高周波ウェルダーによる溶着作業です。 基布(生機)表面のPVCコーティング部分を電気熱で溶かし、生地同士を繋げ一体化させる技法、建物等に使用する場合は、縫製してしまうと針穴から雨等が浸透する可能性がある為、この技術が主に使用されるのが特徴、その工程を考えると作り方が全然違うバッグ作りとなります。

さてさてデザイン案ですが、

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10周年バッグ 第一話
「資材選び」

10周年バッグ 第一話 「資材選び」

色々と考えさせられる時期ではありますが、会社としてお客様に何が出来るのかを考えた結果、暇つぶしに読んで頂く為のブログを初める事にしました!
だって暇なんです私…

初回は「10周年限定バッグ」が出来るまでを、何段階に分けてご説明できればと思います。

工程表                                  1.資材選び
2.デザイン案
3.サンプル製作
4.型紙製作
5.資材準備

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