ただのファンですが何か?
先日からちょっとずつ巡回中のTheTokyoToilet。今回ご紹介するのは美人がすぎる田村奈穂(nownao)さんデザインの東三丁目公園トイレ。芸術一家に生まれ、自身もイケてるデザインで数多の受賞を重ね、さらにはバイリンガルで顔も良くてって……前世でどんだけ徳を積んだらそうなれるのか。狂うほどに妬ましい。
最近私のミューズとなった、前述した通りのアジアンビューティースーパーウーマンである田村奈穂さんが手掛けたトイレはなんと恵比寿のほそーーーい線路脇にあります。まさに狭小トイレ。幸か不幸か、かなりデザイン的にも形的にもエッジの効いた造りになっている印象。こんな真っ赤な色してるものなんてそうそう見れない。まるで田村さんの飽くなき探究心と情熱を表しているようだ…(きっとそうに違いない)
当然ながら、汚らしい公衆トイレ独特の雰囲気は皆無で、既視感やノスタルジック感のないモードなデザイン。一度見たら忘れられないほどのインパクトがあります。実は、上の写真のように一方からこのトイレを見るとちょっとだけサインが見にくいという特徴がありますが、それこそが恐らくこのトイレの注目ポイントになるんですよね。
設置する場所の特徴として、正面からのユーザー動線は無く、基本的にはトイレを正面にして左右からの動線のみが想定されることが見て取れます。ということは、真正面から正体出来るようにサインを置く必要はない、むしろそっちの方が実情にあっていないんですよね。そして、上の写真手前側には恵比寿駅、写真奥の渋谷駅側は住宅も多くあるような立地であり、これがトイレだと分からないようなユーザーは手前側の恵比寿駅から来ることが多いと想像することができるんです。なので、該当の1動線のみの方向を意識し、そこに対してサインを見せるだけで問題ないんですよね。
しかも、動線を絞ることで2方向で違う顔を見せることができるデザインに仕上がっていて面白い。見ていて楽しい。さすが私のミューズです(殴)
今回リサーチをした東三丁目公園トイレ、他のTheTokyoToiletプロジェクト公衆トイレの中でも、動線の話を含めターゲットをうまくかつ適度に絞っているという印象を受けました。導線=サインを正対させる方向は絞っていて、かつ造形や色も奇抜ですが、構造(男女誰でもトイレの3つ)はトラディッショナルで既視感があるものになっており、安心感がある。田村さん(ならではの目立つが決して悪目立ちはさせてない、絶妙なバランス感)をこのトイレから、頭からつま先までの全身で感じることができました!
ちなみに、赤色というものは私たちに『愛が溢れている』『利他の精神』なんて印象を与えるみたいなので、プロジェクトの『ジェンダーフリー』というメッセージも暗に田村さんは伝えているのかな…と私は勝手に妄想しています。
まぁ色々と私が勝手に考察しましたが、それが真に迫るものなのかどうかはどうか田村さんご本人のサイトからご確認ください!
追録 おやつは世界を救う
It's a Sweet World. 甘いものがなきゃやってられない。今回のお供は真っ赤な『HARIBO MIX』。今回は私もちょっとグローバルな感じでいく。思いのほか酸っぱくて変な汗をかいた。