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テニス上達メモ483.「鉄壁の前衛」に進化して攻撃的なダブルスペアを貫く方法
▶「お願い」していませんか?
ダブルスの前衛をしていて相手にロビングを上げられたら、頭上を抜かれてパートナーにサイドチェンジの「お願い」をしていませんか?
そんなプレーヤーもこれからご紹介する練習を実践すると、頭上を抜かれずに鉄壁の前衛になれます。
すると、これまでロビングを上げられたら「不利」だったというのに、これからはロビングを上げられたら「ラッキー」となる。
そして対戦相手にしてみれば、これまではロビングを上げておけば「逃げられていた」のに、これからロビングを上げたら「やられてしまう」逆転現象が起こります。
ロビングで逃げられないから、不利な体勢からでもストロークによるリスクの高い応戦を強いられるので、対戦相手にしてみれば「終始追い込まれているようなメンタル」になる。
▶急がず焦らず落ち着ける
さてその練習法とは、「ラケットを持たないフライキャッチ」です。
いつも申し上げていますが、「ラケットを持たない練習なんて練習にならない」などと、拙速に決めつけないでくださいね。
ラケットを持たないから「打つ意識」が外れてボールをよく見ることができるぶん、「現実に対するイメージのズレ」を修正しやすいのです。
また「打つ」よりも「捕る」ほうが一般的には簡単だから、急がず焦らず落ち着いて動くプレーが身につきます。
▶たいてい「捕れる」
「何だ、ただのフライキャッチかー」などと、侮らないでください。
これからイメージを書き換えていきます。
相手に球出しで、頭上を抜かれそうなロビングを上げてもらい、後退して頭上でキャッチしましょう。
そのボールが「バックアウトしない限り」、たいてい「捕れる」のです。
今までさんざん、頭上を抜かれていたのに、フライキャッチならキャッチできるということは、リーチの長いラケットを使えば、なおさら頭上を抜かれようがありませんよね。
▶動く距離はせいぜい3~4メートル
こちらで「スマッシュは毛色が違う」という話をしましたけれども、頭上に上昇するボールは「遠い!」と錯覚するから、ついパートナーに「お願い!」してしまうのです。
ところがそのボールが「バックアウトしない限り」、その後ぐんぐん「近づいて来る」のです。
しかもベースライン上のボールを頭上でキャッチする必要はありませんよね。
なぜならベースライン上で頭上の高さにあるロビングは、「必ずバックアウトする」からです。
ということは、ベースラインとサービスラインの中間くらいのボールまでフライキャッチできればOK。
動く距離なんて、せいぜい3~4メートルです。
しかもロビングはストロークと違ってポ~ンと比較的ゆっくり飛んで来る(近づいて来る)から、十分間に合うという話です。
▶頭上を抜かれたボールの行方?
これまでは、上昇過程にあるロビングを見ると「遠い!」と錯覚する「現実に対するイメージのズレ」があったため、反射的にパートナーに「お願い!」せざるを得ませんでした。
その後のボールをパートナーにお任せしていたから、また常識的なテニス指導にならうと「後ろを振り返らずに相手を見ておけ!」などと注意されるから、なおさら行方がどうなったか知る由もなかったのです。
ところが現実をよくよく見てみると、なんと「遠い!」と勘違いしていたロブはぐんぐん「近づいて」いた。
しかもせいぜい3~4メートル下がれば手で捕れるのだから、リーチの長いラケットを使えば届かないはずがありません(届かないロビングだとしたらそれはバックアウトするボールだから、見逃せばよいのです)。
※「後ろを振り返らず相手を見ておけ」の常識的なテニス指導のアドバイスが全然守られていない参考動画
▶あなたのダブルスペアが「攻撃的に様変わり」
そうはいっても、どうしても追いつくのがギリギリにならざるを得ない苦しいボールであれば、スマッシュでたたかなくてもハイボレーでクリアすれば、頭上を抜かれる不利はまず招きません。
言ってみればパートナーに「お願い」ばかりしていたこれまでのテニスは、相手の行動を支配する「領域侵犯」であり、それは「責任(応答可能性)の放棄」になっていたのですね。
これからは、ご自身は鉄壁の前衛だし、パートナーにサイドチェンジの回り道を負担させずにすむから、終始一貫して攻撃的なダブルスを戦うペアに様変わりします。
▶ロビングを「追わない」のではなく「追えない」怖さ
とはいうものの「現実に対するイメージのズレ」があると、ロビングを追うのがどうしても「怖い」のですね。
ロビングだけではなくストロークなどでも、どうしてもそのポジションで構えることができず、イメージのズレに引きずられて衝動的に誤った動き方をしてしまったりするのです。
逆に言えば「現実に対するイメージのズレ」さえ改まってしまえば、自由にのびのびと、何も怖れることなくテニスをプレーできるようになります。
ですからまずはプレーの設計図であるイメージを、正確に実装する(ズレを書き換える)ことが何より大事。
即効テニス上達のコツ TENNIS ZERO
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