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テニス上達メモ162.考えたってしょうがないことは考えない
▶日本全国3位のモモコグミカンパニーさん
英語の全国模擬試験で日本3位になったことがある優秀なモモコグミカンパニーさんが、帰国子女が過半数を占めるICU高校に入学して(のちICU大学卒)、クラスメイトが交わす日常の英会話についていけなかったエピソードを吐露。
昔と違って近年は、リスニングなどの授業を取り入れて進化しつつあるとは聞いていたけれど、やはり今なお日本の英語教育(文法=フォーム神話)の限界を憂う(関連記事「『スピン信仰』と『フォーム神話』が、日本の才能をスポイルした」)。
日本3位でも通用しないという現実。
英語は、目や耳や口、身ぶりなどを使って体で学ぶ(体験する)体育です(関連記事「テニスと英会話のそっくりすぎる共通点と、『10倍速超』」の習得法」)。
▶人の思考は「カオス」
さて、人に見られると緊張して、普段の実力が発揮できないというテニスプレーヤーは少なくありません(関連記事「どうやったら周りを気にせずプレーできる?」)。
「上手く見られたい!」「下手だと思われたらどうしよう……」などと想像してしまうのですね。
しかし、他人が自分のテニスについて何を思い、どう評価するかは、私たちにとってまったくコントロールできない問題です。
世の中には、好意的な人もいれば、批判的な人もいる。
そして好意的な人であっても、その日の虫の居所によっては批判的にもなるし、批判的な人であっても、その日の機嫌しだいでは好意的になる場合もありますよね。
こんな「カオス」といっていい人目を気にし、「上手く見られたい!」「下手だと思われたらどうしよう……」などと案じても、何の甲斐もありません。
だけど私たちはテニスに限らず、「上司にどう思われるか?」「取引先は?」「読者はどんな反応をする?」などと、考えてしまいがちです。
▶普段どおりの実力を発揮できない!
自分のテニスを見て人がどう思い、評価するかは、完全に相手の頭の中の話。
そのコントロールできない他人の思考を、コントロールしようとする徒労。
そうやって人目を気にすると、言いたいことも言えなくなるのと同様に、テニスではやりたいプレーもできなくなってしまいます。
これが先述した、「人に見られると普段の実力を発揮できない」テニスプレーヤーが抱える問題の本質。
▶他人の思考はアンコントローラブルだから
見ている他人の思考を、私たちはコントロールできません。
であれば、そこは「考えなくてよい」のではないでしょうか?
人がどう思うかは、その人しだいであり(その日の虫の居所や機嫌を含む)、自分のあずかり知らないところなのですから……。
そうはいっても「やっぱり人目が気になる」という人は、あたかも自分のプレーによって、他人の思考をコントロールできると思い込んでいるのかもしれません。
人の結婚を素直に祝福できない人がいるとしても、そんなもの(関連記事「人の幸せが『不安を煽る』とき」)。
どんなにいいプレーをしたところで、「今日はたまたま調子が良かっただけのマグレだ」などと批判的に見る人が残念ながらやっぱりいるのは、仕方がありません。
このnoteだって、そうかもしれません。
好意的に読んでくださる人もいれば、批判的にお読みいただく方もいるのは当然。
でもそれを気にしていたら、書けるものも書けなくなってしまうのではないでしょうか。
▶「言いたいこと」「やりたいこと」をせき止めない
人の目を気にせず、自分の言いたいことを言い、やりたいことをやるのが、素のまま真っ直ぐな「本物の素直」(関連記事「『伊藤あおい選手』が私たちに与えてくれる希望!」)。
こう言うと「そんな自分勝手では、他人に迷惑がかかる!」などといぶかる向きもあるかもしれませんけれども、その思考こそ「人目」が気になっています。
むしろ、自分の言いたいこともやりたいことも押し殺し、我慢しながら生きてしまうのは心がひん曲がる「偽物の素直」。
かえってそのほうが、人に迷惑をかけてしまうし、普段の実力を発揮できないから、ダブルスであればパートナーの足を引っ張るテニスになってしまいかねません。
▶どう思われるかより、どう思うか
人に自分がどう思われるかよりも、自分が人をどう思うか。
これなら自分で、コントロール可能です。
具体的におすすめするのは、ありのままの他者に対するリスペクト。
他者に対するリスペクトで心を埋め尽くせば、人にどう思われるかなど、考える余地がなくなります。
コントロール不可能なものには手をつけず、コントロール可能なものに着手する。
他人の思考や未来のことなど、考えたってしょうがないことは考えない。
「考えるから気になる」のですから。
そのためには、考えないようにしようとするのはやぶ蛇で(関連記事「考えないようにしようとするから『考える』」)、今・ここ・この瞬間に集中!
普段の実力を発揮し、パフォーマンスを高めるポイントだと思います。
即効テニス上達のコツ TENNIS ZERO
(テニスゼロ)
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