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質問120:ボールが何度も返っていくのです。不思議なもんですね

テキスト購入しました※※と申します。
※歳で月3,4回(練習30分、ダブルスのゲームを90分)楽しむ事が目的の硬式テニス歴6年です。
スクールとか経験者の指導もなく全くの素人から友人と我流で始めて未だに初級者の域を抜け出せない気がします。
ラリーも多くは続かずよくネットに引っかけます。遊びとはいえゲームで負けるのが悔しく今回購入しました。

まさに目からうろこが落ちるといいましょうか、何年やってもタイミングの取り方がわからなくて、
振り遅れて皆に早くラケットを引けと言われ続けてもできなかったのが打ち方は変わってないのにボールが何度も返っていくのです。
不思議なもんですね、これからも少しずつ実践していきたいと思います。

回答


▶上達法は「ツール」。同じ結果が出る

 
なぜボールが何度も上手く返っていくのか、そのメカニズムまでを知る必要はありません。
 
ですがお試しいただいた上達法は、テニスが上手くいく「ツール」ですから、使えば誰でも同じ結果が出ます。
 
なぜ上手くいくのか、そういう理屈は、私のような研究者が一所懸命に探ればいいのです。
 

▶「携帯メール」を使いこなすようなもの


私は携帯で打った文字が、正確に相手の携帯に届くそのメカニズムが今でも分かりません。
 
文字が電波に変換されて飛び交い(?)、遠くにいる相手のディスプレーに映し出される理屈を知らない。
 
私に言わしめても「不思議なもんです」。
 
だけどメカニズムは知らなくても、私は携帯メールを使いこなせています。
 
それは、携帯が「ツール」だからです。
 
「ツール」ですから、使えば誰でも同じ結果が出ます。
 
だけどそのメカニズムは非常に複雑ですから、頭で分かったつもりになるほど、実践からどんどん遠ざかる破目になります。
 

▶たかが「フォアのひと振り」だとしても

 
テニスの動きというのは、フォアハンドストロークのひと振りをとっても、単に腕を振るという動作にとどまらず、グリップを握る力の強さから、バランスを保つ平衡感覚、手と目のコーディネーション、無意識的な足の踏ん張りなど、ありとあらゆる身体機能が自動的にコントロールされています。
 
ですから、フォアハンドのひと振りだとしても、体は思っている以上に複雑なことをしているのであり、その中の何かひとつの動作(フォーム)を意識してスイング改造を試みても、上手くいくものではないのですね。
 
横向きになればフォアが上手くいく、というほど単純な理屈ではありません。
 
ヒザを曲げればローボレーはミスしない、というほど見た目の問題ではないのです。
 
「皆に早くラケットを引けと言われ続けても」、打球タイミングが合うわけではありません。
 
むしろそういった何かを意識すると、ほかの無意識とのバランスが崩れて、全体としての動きの連係を損ねます。
 

▶上手くいく理由は考えなくていい


ですから上達法の「ツール」は、「不思議だけど上手くいく!」という感覚で、気軽にお使いいただくくらいでちょうどいいんです。
 
上手くいく理由など考える必要はありません。
 
携帯を扱う感覚で、ただ使っていただくだけで、皆さん同じ結果が出るからです。
 

▶2024年追記:テニスも「スマホ」を使いこなすようなもの

 
2024年現在、今は携帯というよりスマホが主流ですが、使いこなせている機能は、全体のうちのほんの一部ではないでしょうか。
 
それと同じで「何度もボールが返っていく」という機能は、ほんの一部に過ぎません。
 
「ツール」ですから使いこなせるようになると、いろいろできます
 
マニュアルを紐解くとスマホでは、電子メールの送受信のほか、文書の作成・閲覧、写真・ビデオ・音楽の撮影・閲覧・再生、カレンダー機能、住所録、計算機、懐中電灯、健康管理、資産管理、オンラインミーティング、緊急時の安否確認ほかが、アプリを入れればできるそうです。
 
それと同じように上達法は「ツール」ですから使いこなせるようになると、ショートクロスを狙う、ストレートにコース変更する、ドロップショットをネット際へ落とすなどなど、いろいろできるようになります。
 
テキストの内容は、スマホのトリセツでいう「スタートガイドブック」です。
 
本格的な分厚い辞書のようなマニュアルは、よほど困ったり、興味があったりする人でない限り読みません。
 
それは読まなくても、使っているうちに使いこなせるようになりますし、使い方が分からなければ、いつでも下記「テニスゼロカスタマーセンター」へお問い合わせいただけます。

テニスに関する無料お問い合わせ窓口:tenniszero.note@gmail.com

▶テニスも人生を楽しむための「ツール」

 
ちなみにテニスゼロのX(旧ツイッター)のリードにも掲載しているとおり、テニスも、人生を楽しむための「ツール」です。
 
使いこなせるようになると、どこへ行ってもすぐ仲間ができたりするから、本当に便利です。
 
日本全国津々浦々、テニスをやっていない都道府県は、ほとんどないでしょうからね。
 
いえ日本国内に限らず、言葉が通じない外国でも、ルールの知識と打てるスキルさえあれば大丈夫
 
しかもこちらで述べているとおり、老若男女が一緒に楽しめるオープンスキル系の競技というのは、ほかになかなかありません。
 
職場と違って上下関係もなく対等だから(いえ職場であっても、役職の上下はあっても人としては対等)、社長であろうと新入社員であろうとドアマンであろうと、別け隔てなく一緒にプレー可能。
 
テニスは、世代も国境も立場も越えるコミュニケーションツールですね!
 

▶テニスに「運動神経不要論」

 
しかもテニスには、運動神経も要りません
 
要らないと言ったら語弊がありますが、体に運動機能障害でもない限り、誰でもできるスポーツ(ゲーム)です。
 
運動神経というより、テニスを上手くプレーするには、「現実に対するイメージのズレ」がないことが必須条件
 
ズレがなければ、運動神経がない人でも上級者になれるのです。
 
言い方に差別する他意は決してないのですけれども、「文化系」の人でもイメージのズレがなければテニスは簡単にできますし、「体育会系」の人でもイメージのズレがあると、どうしてもできません
 

▶「ある女子プロ」の選択


私とお付き合いがあったころは、某大学で教えていた元テニスプレーヤーである女子プロの話。
 
彼女は足が学校のクラスで最も遅かったからテニスを始めて、全日本テニス選手権シングルス・ダブルス準優勝の高みに到達したというユニークなキャリアだったと顧みます。
 
かけっこではビリでも、テニスではトッププレーヤー。
 
足が遅いからといって、ないものねだりで「陸上競技」を選択していたら、日本のトップ選手にはなれなかったでしょうね。

勝てないのは、努力が足りないからじゃない
 
人生は、自分の輝けるフィールドで勝負する選択が大事です。

即効テニス上達のコツ TENNIS ZERO
(テニスゼロ)
https://note.com/tenniszero

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スポーツ教育にはびこる「フォーム指導」のあり方を是正し、「イメージ」と「集中力」を以ってドラマチックな上達を図る情報提供。従来のウェブ版を改め、最新の研究成果を大幅に加筆した「note版アップデートエディション」です 。https://twitter.com/tenniszero