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テニス上達メモ040.大発見! テニスでミスする原因は、「たったひとつ」しかなかった!
▶コーチの言う通りにやっていれば、いつかは……
「棒立ちになっちゃダメ。ヒザをしっかり曲げて!」
「べた足になってる。カカトを浮かせて構えて!」
「手打ちだからミスするんだよ。ボレーは足で運ばないと!」
テニスコート上でよく聞かれる、ごくごく一般的な技術的アドバイスではないでしょうか?
とはいえどれもこれも、実際にやろうとして覚えておくのは大変で、体力的にもシンドイ。
でも、コーチに言われたからそのとおりにすれば、ちゃんと打てるようになるんだと信じて練習する。
「シンドイけど、シンドイ分だけの効果があるはず!」
そう疑わず、テニスレッスンに取り組む日々。
▶「星の王子さま」はこう言った
……どれもこれもきれいごとのように、聞こえます。
ミスした原因は、本当にヒザを曲げて打たなかったからだろうか?
カカトを浮かせて構えていなかったからだろうか?
足で運ばなかったからだろうか?
では、車いすテニスのプレーヤーは、どうなのだろうか?
とりわけ日本では「フットワーク」ばかりが、神格化されすぎているように思えてなりません。
こんな具合です。
1.フットワークをサボるのは横着者だ。
2.フットワークをしっかり行なう人は頑張っている。
3.すなわちフットワークは神である。
こんな三段論法で押し切られそうです(汗)。
だけど、テニスでミスする原因は、そのような表面的な問題ではありません。
では、いったい何?
「肝心なことはね、目に見えないんだよ」
(サン=テグジュペリ『星の王子さま』)
▶今までの「ミスの原因」、すべて的外れ
では、テニスでいう「目に見えない肝心なこと」とは、何か?
それは(空間認知が正しければという大前提は踏まえるけれど)、ずばり「打球タイミング」のみです。
テニスでミスする原因は「打球タイミング」だけ。
サラッと言っていますが、これは実は、テニス史上におけるものすごい「大発見」だったのです。
ミスしたのは「ヒザを曲げていなかったからだ!」
「カカトを浮かせて構えていなかったからだ!」
「足で運ばず手だけで打ったからだ!」うんぬん。
繰り返しになりますが、では車いすテニスプレーヤーの場合は、どうなのか?
ほかにもミスしたのは「ヒジが……」「腰が……」「肩が……」、あるいは「テイクバックが……」「打点が……」「フォロースルーが……」などなどと、それこそ天文学的な数のダメ出しがなされますけれども、ミスする原因はずばり「打球タイミング」のみ。
▶「見た目の指摘」に騙される
たとえば「ネットミスしたのは、インパクトでラケット面が下を向いた状態で打ったからだ」「バックアウトしたのは、インパクトでラケット面が上を向いた状態で打ったからだ」などと「フォーム(形)」について指摘されるかもしれません。
確かにそのとおりだと納得する(ダマされる)プレーヤーも、なかにはいるでしょう。
しかし星の王子さまいわく「肝心なことはね、目に見えないんだよ」
ラケット面がインパクトで下を向いて打ったり、上を向いて打ったりしてしまうのも、やはり「打球タイミング」のズレ問題なのです。
正しく言い直せば「インパクトでラケット面が垂直になる 打球タイミングに合わせて打てばミスしない」と説明できます。
▶打球タイミングは「いつ?」「どこ?」
こう言うと「正しい打球タイミングって、いつ? どこ?」
そんなふうに、意識させるスポーツ指導に慣れ切ったプレーヤーはまた、「思考」しがちではないでしょうか?
再三申し上げているとおり、テニス(運動)は、考えてできるようになるものではありません。
五感を通じて沸き起こる、すなわちプレーヤー自身が「今だ!」と感じた打球タイミングが、ドンピシャリというわけなのです。
とはいえ打球タイミングは、絶対に見えません。
やはり星の王子様の言うとおりなのです。
どんなに目を凝らしても、1000分の4秒と言われるインパクトの瞬間は、見えないものは見えません。
どんなにゆっくり打っても、あるいはラケット面でポンポンとボールを突き上げる単純なラケッティングでさえ、インパクトの瞬間の打球タイミングは、見えないものは見えないのです。
▶1000分の4秒は見えなくても「聞ける」
だけど、1000分の4秒の瞬間を、「聞く」ことはできますよね。
または「感じる」こともできます。
もちろん認識できる対象は「一時にひとつ」が原理原則ですから、見ながら聞き、聞きながら感じ、感じながら見たりするマルチタスクはできません。
とはいえ、無意識はそれらの情報を統合して、打球タイミングを計るべく体を操ります。
これにより、思考ではなく感覚で、意識ではなく無意識で、テニスができるようになるプレーヤーになれます。
即効テニス上達のコツ TENNIS ZERO
(テニスゼロ)
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