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今や静岡の新名所!?「炭焼きレストランさわやか」が、函南町にやって来たズラ〜!!!
ランチに並んだのにディナーになっちゃった・・・って、これ冗談でも何でもなく、事実ですから・・・。
そう。2時間、3時間待ちは当たり前。今年の GW には「御殿場店」で「498分(約8時間半)待ち」が出て「ついにディズニーランドを超えた!」って騒ぎになった「炭焼きレストランさわやか」って、一体何なの???
静岡県民初心者マークの私は、こっちに越して来るまで「さわやか」の存在すら知りませんでした。なんか知らないけど、ジモティーの SNS で盛んに、その名称が飛び交うのを目の当たりにして・・・こりゃいかん!静岡県民になったからには「さわやか」を一度は体験せねば・・・と。
ご存知ない方のために説明しますと、「炭焼きレストランさわやか」とは、静岡県にしか存在しない、ハンバーグ&ステーキ専門のレストラン・チェーン です。それでいて、静岡県内に32店舗 もあるらしいのです。
公式サイトに寄ると・・・「さわやか」で使われるハンバーグは、袋井市にある本社工場から毎日、お店の発注に応じて出荷され、その日届いた肉は、その日のうちに使い切るのが原則。賞味期限も非常に短いために、工場から直送できる距離に限界があって、静岡県内にしか存在しない・・・のだそうです。
今のこのご時勢、冷凍技術も発達してる んだから、それは無いんじゃないの?・・・って思ったんですが、実は、通常、レアでは食べられないはずのハンバーグ を、「さわやか」では、レアで提供している ために、鮮度や品質保持が重要らしいんです。だから、最近まで 静岡県東部にすら進出できなかった のが、新工場の設立や、伊豆縦貫道の整備なんかでインフラが整ったことによって、ようやく可能になった・・・なんて話も聞きました。
実は、その 32店舗目 が、2018年11月1日、わが「函南町」にオープンしたのです。静岡県東部エリア では、この「函南店」を含め、6店舗 になります。伊豆半島では初!・・・の快挙。
こりゃぁ、行かないわけにはいかんでしょう。
そもそも、公式サイトによると、「さわやか」が、静岡県に第一号店の「さわやか浜松中田店」をオープンしたのは、今から 29年前の 1989年。前身の「コーヒーショップさわやか」(菊川本店)が、1977年 にオープンしてますから、すでに 40年以上の歴史 があります。(コーヒーショップ時代から、ハンバーグを出していたそうです。)
もちろん、最初は、それほど知名度があったわけではありません。
2007年 に 全国ネットのテレビ で紹介されたのをキッカケに、その後、ぐんぐん人気が出て、今や「静岡県民のソールフード」とまで言われるようになりました。「静岡県の新名所」とも言われています。
前置きが長くなりました。
いよいよ「さわやか」初体験。ドキドキします。
今回は、ストレンイエロー・ソルボンヌK子隊員 が、お伴してくれました。実は、我々も初対面!そっちもドキドキです。
さて、オープン当日。開店20分前に駐車場に到着。
当日の Twitter には、朝の6時前から並んだ と言うメッセージがあり、どうなる事かと内心ヒヤヒヤ。でも、思ったほどでは無く、並んでいたのは 30人くらい だったっでしょうか?それでも、待ち時間は 2時間 でした。
「なーんだ、たった2時間か・・・」って、あーた!
開店20分前に行って 2時間 ですよ。
異常です!アブノーマルです!変態です〜〜〜!
自慢じゃないけど私、「行列に並んでまで食事することを潔しとしない人間」なんです。とにかく、せっかちなんで、待つのが嫌い。でも、待たなきゃ入れない。今回だけは、矜持をひん曲げて並びましたよ。でも、ソルボンヌ隊員 が居なかったら、途中で帰ったかもしれません・・・。
↑ 店内風景(なんと!うかつにも、外の行列の写真 を撮り忘れました。)
さて、「さわやか」で食事するには、まず入り口で 整理券 を取らないといけません。そのまんま、すんなりと入ることが出来れば問題ないんですが、これが入れないんです。普通に昼時に行った日には、例え平日であっても、間違いなく 2時間〜3時間待ちは必至 です。
つまり、フツーの会社員が、昼休みの間に食事するのは不可能・・・と言うことです。
↑ 整理券の発券機。(この時点で待ち人数と予想時間が出ています。)
そして、発券された整理券には「QRコード」が印字されてます。
何の為にあるのかと言うと、スマホのアプリ「QRコード・リーダー」で読み取ると、自分の順番が逐一、分かる仕組み。このシステムは、リクルートの「air ウェイト」と言うアプリだそうです。
だから、待ち時間が長い人は、一旦、店を離れて時間を潰す ことが出来るわけです。あ〜ありがたや、ありがたや・・・。
(でも、うっかり自分の番の時、その場に居ないと権利放棄となります!)
我々も、2時間の待ち時間 を、ボーッと過ごすほど暇人では無いので(本当はヒマなんですけど)、ソルボンヌ隊員 を、静岡で最初に 国民保養温泉地 に指定された「畑毛温泉」に案内する事にして、一旦、店を離れました。
2時間後の 13時前 に再度、入店。いよいよです。胸が高鳴ります。
私は、看板メニューの「げんこつハンバーグ・ランチ(1,166円)」。ソルボンヌ隊員 は「ひとくちステーキ・ランチ(1,490円)」をオーダー。
ランチセットには、ライスかパンと、スープが付いています。
私はライス。ソルボンヌ隊員 は、パンにしました。
↑ ランチメニューです。
この店のハンバーグ、最初にも書きましたが、中がレア状態で赤い のが特徴。実は私、レアは大の苦手。ステーキを頼む時は、いつも ウエルダン を頼みます。でも、口コミでは、ウエルダン を頼むと、硬くてジューシーさが無くなるそう・・・。心を鬼にして、今回は ウエルダン を封印しました。
そして、「さわやか」の味を120%満喫するための 暗黙のルール ってのが、さわやか二スト(さわやか をこよなく愛する人)の間にはあるそうなんです。それが、こちら ↓ です。
① げんこつハンバーグ以外のメニューに浮気をしない。
② デミグラとオニオンの2種類のソースがあるが、オニオンを選択すべし!
③ オニオン・ソースは、切り分けた片方のみに掛けてもらう。
④ もう片方には、テーブル備え付けの塩コショウをかけて食べる。
静岡県地位向上委員会編「静岡のおきて」より
あー面倒臭い!そんなの、自分の好きにすれば良いじゃん!
・・・と、私なんかは思うんですが、まぁ、その通りにやってみれば、確かに旨いそうなので、騙されたと思って、一度、試してみてください。私は、結局、デミグラとオニオンを半分ずつ掛ける「ミックス」にしましたけど。
・・・と言う事で、待つ事10分少々。まずは、こちら!
↑ ランチセットに付いているスープです。意外に旨かったです。
そして、ソルボンヌ隊員の「ひとくちステーキ(140グラム)」。
↑ やっぱり、中はレアですね。インスタ的には、あまり美味しそうじゃありませんが・・・。
↑ お供の ライ麦パン がこちら 。一部、さわやか二スト の間には、このパンの 熱狂的なファン も居るそうですが、ソルボンヌ隊員 曰く「ふつう〜」だそうです。
そして、真打ち登場!
これが「牛肉100% ツナギ無しのげんこつハンバーグ」!!!
まさしく「げんこつ(250グラム)」ですね。これよりひと回り小さいのが「おにぎり(200グラム)」になります。余談ですが、「げんこつ」は、お父さん。「おにぎり」は、お母さんを象徴しているのだそうです。
これを、店員さんが、目の前で半分に切って、中を焼いてくれます。肉汁が跳ねるので、写真のように、シートで壁を作ります。
そして、切り分けたハンバーグに、例のソースを掛けてくれます。
「そのままで・・・」と言えば、ソース無しで食べられます。その場合は、テーブル備え付けの岩塩と胡椒を掛けて食べます。
そして、ナイフを入れると・・・
あぁ、確かに中は、半焼け。いやいや、レア状態。なんかグロテスクで気持ち悪い。これ、本当に旨いのか???ちょっと不安になった私です・・・。
↑ ソルボンヌK子隊員 。我々は、ハンバーグとステーキを、少しずつシェアして、いただきました。
・・・おしまい。
あっ、肝心の味ですよね。
ソルボンヌ隊員 は、最初、店内に漂う臭いが、ファミレスっぽいだの、店の造りが安っぽいだの、さんざん文句を言ってましたが・・・「結構、イケる」とのことでした。
私も正直なところ、「なかなか旨い」と思いました。
確かに肉肉しいし、ジューシーだし、表面がカリッと硬めで、ファミレスで食べる「ハンバーグ」とは 全く別物 です。
でも、旨いことは旨いけど、私は、これより旨いハンバーグ を知ってます。味なんて主観的なものですからね。万人に取っての一番なんて、ありえないわけです。
↑ オープン記念の乾杯グラス
でも、オープン記念の 乾杯グラス を貰ったので、「さわやか」が、大好きになりました。これでもう、思い残すことはありません。
これからは、いつもの自分を取り戻して、行列に並んでまで食べるのは止めにしたい と思います。(きっぱり!)
だけど、まだ「さわやか」未体験の皆さん、「函南店」も出来たことだし、一度は食べてみる価値、十分に有ると思います。
東部エリアの人の中には、「西からの刺客」とか言って、「さわやか」を敬遠してる人も居るみたいですが、百聞は一見にしかず。打たぬ鐘は鳴らぬ。老婆を見ずして老婆を語る無かれ。本当は、老婆ではなくローマですが、まずは、自分の舌で味わって、それから評価を下してください。
まぁ、よっぽど時間に余裕がある時でないと、食べられないですけどね。