土に向き合う
朝早くおきて、電車とバスに乗って郊外の目的地を目指した。
これから、心の調子を崩した方たちと一緒に、耕作放棄された畑を開墾しようという取り組みに参加するのだ。
公共交通期間を乗り継ぎ、なんとか畑に到着。
冬なので、雑草はさすがに枯れているものの地表より10cmくらいは、くず、せいたかわだちそう、つくしと思われる雑草の根が張りめぐらされている。いきなり、耕運機は使えない。
四方30cmくらいずつスコップで堀り返し、根を取り除いていく。地道な作業をひたすら続ける。誰とも競争せず、目の前の土に向き合うのみ。
太く長いミミズがいる。土の栄養が循環している証拠だ。
根の取り除きが一段落したところで、米ぬかと土を混ぜていく。