【読書感想】『物語思考 「やりたいこと」が見つからなくて悩む人のキャリア設計術』
今日は、けんすう(古川健介) さんの『物語思考 「やりたいこと」が見つからなくて悩む人のキャリア設計術』と言う書籍の感想について書きたいと思います。
この本では、自分のなりたい「キャラクター」を明確にし、そのキャラクターを人生という物語の中で転がすための具体的な方法論が書いてあるのですが、これがすっごく面白いです。
私は「やりたいことが見つからない」という状態で悩んでいる時、まずは自己分析をして世間のニーズと自分の得意が重なりそうなところを探って行くしかないんじゃないかと思っていたのですが、
この本を読んで価値観がひっくり返されました。
『物語思考』では「やりたいこと」が見つからないなら「なりたい自分」を明確にしてその自分になりきってしまおうという事が書いてあります。
この考え方の凄いところは「なりたい自分のキャラ作り」さえしっかりしていれば、別にやる事がその都度変わっても大丈夫だというところです。
私は臆病な性格なので「やりたいこと」があっても情報だけ集めまくって結局やらずに終わるという事が多々ありました。
「このままじゃやりたい事をまともに実行できずに人生終わる」と焦ったことも一度や2度じゃありません。
しかし、これからの人生を「行動力があり、生活や自己が破綻しない程度の挑戦なら迷わずやる」というキャラクターとして生きれば、この悩みは一瞬で解決されるわけです。
今までの自分がどうだったか、これまでの積み重ねで何が出来るか、というところだけにフォーカスするのではなく「なりたいキャラになりきって生きる」という部分がまるでゲームや演劇のようで面白いなと思いました。
「なりたい自分になろう」と思うとハードルが高く感じますが「なりたいキャラになりきって生きよう」と考えるとワクワクするし気楽な感じがしますよね。