![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/172389327/rectangle_large_type_2_4a90b76522087cfecc6a0ad6955e882a.png?width=1200)
【CPO×CTO対談インタビュー】戦略と技術で描くプロダクトの未来図
皆さんこんにちは。toypo採用広報です!
本日は、急成長を遂げているトイポでプロダクト戦略を牽引するCPO小神さんと、技術面と組織全体を統括するCTO立石さんにお話を伺いました。
それぞれの役割を活かしながら、企業の成長に欠かせない重要なリレーションを築くお二人の対談。プロダクトをどのように進化させているのかぜひ注目してみてください✨
※この記事は2025年1月時点の情報です
CPO×CTO。想いをカタチにしていくリレーション
── まずは、お二人の役割について教えてください!
小神:私は株式会社トイポのCPOとして、プロダクトの全体戦略を担当しています。創業メンバーの一人として、最初はCTOを担当していましたが、事業の成長とともにプロダクトの方向性を担う役割へとシフトしました。現在は、プロダクト戦略の策定と事業の進化を牽引しています。
立石:エンジニアとして入社した後、組織作りや文化づくりにも携わるようになり、現在はCTOとして技術面と組織全体の統括を担当しています。プロダクトの技術的な部分を支えたり、採用活動や1on1ミーティングを通じて、チームの成長にも力を入れています。
── 小神さんから立石さんへCTOのバトンが受け継がれたのですね。現在はどのように関わっているのでしょうか?
小神:今は、プロダクトとして「何をどう形にしていくか」という話し合いをすることが1番多いです。何を優先的に開発すべきか、そしてそれを実現するための具体的な方法を立石さんとディスカッションしています。
立石:僕の視点でお話しすると、お客様からいただいたフィードバックや、ビジネスサイドからくる意見を吸い出し、トイポとして「こうありたい」「こうしたい」という世界観をプロダクトとしていかに早く、品質良く世に出すかということがミッションです。そのため、開発領域に留まらず組織のカルチャーづくりや採用についても権限をいただいてます。
![](https://assets.st-note.com/img/1738284871-wMLTN9UksHZA7tFyl2BCn1m6.jpg?width=1200)
小神さんがプロダクトの戦略や方向性を主導し、僕がその具体的な実行部分を担うという形で進めています。
── 舵を切る小神さんと、それを推進する立石さん。プロダクトが進化していくまでのプロセスも知りたいです!
小神:私の領域でお話しすると、事業戦略に基づいてプロダクト戦略を立て、事業の拡大に向けて何を優先的に開発すべきか意思決定しています。例えば、新しい顧客層の取り込みを目指す際には、その顧客が抱える課題を明確にし、どのような価値を提供するかを具体化してプロダクト設計を行うという流れですね。
運用を通じて得られるフィードバックは非常に重要で、クライアントからの貴重なご意見を活用してボトムアップでの改善を進め、プロダクトの価値を最大化しています。特に「データを活用したリピーター集客」においては1番価値提供できるところになるので、販促機能やダッシュボードの強化など、必要な機能を順次追加しています。
事業戦略と改善の2軸を照らし合わせて優先順位を決定し、プロダクトの方向性を常に調整し、立石さんにパスするイメージです。
──プロダクトの構想をカタチにするまではどのような流れになっているのでしょうか?
立石:現状「事業戦略から発生する新しい開発」に取り組むチームと「顧客からのフィードバックや課題」に基づいて改善を行うチームの2つに別れており、小神さんの意思決定次第でそれぞれに割り振られタスクを進める形を取っています。
新しい価値を生み出す開発と、既存の価値を磨き上げる改善、毛色の違う2つのプロジェクトを同時に進行していけるので効率的に進化させていくことができています!
── 息ぴったりのお二人ですが、協業していく中でお互いがどのようなところにリスペクトを感じているかをぜひ教えていただきたいです。
小神:立石さんははじめ業務委託で参画いただいてたのですが、何か問題が起こったとき誰かに指示されなくても自分で必要な情報を収集し、意思決定をして推進する姿勢が印象的でした。主体性があって成長スピードも早かったので、自分が担っていた業務をどんどん引き継いでいき、エンジニアリング以外にも、採用やチームビルディング、プロジェクト管理にまで携わってもらったんです。
![](https://assets.st-note.com/img/1738284968-SstEIWdc63lV7OR8jYkqhvrU.jpg?width=1200)
決定が遅れたり、環境が整わなかったりすることも絶対に言い訳せず、自分で状況を動かしていく姿は毎日刺激を受けていますし、とても尊敬できるところだと感じています。
CTOという肩書きがなくても、現場からリーダーシップを発揮していたので、自分が戦略側に注力すると決めたとき、真っ先にお願いしようとなったのが立石さんでした。
立石:嬉しいです…!僕が入社したとき、小神さんは取締役として経営に携わるだけではなく、開発、プロダクトマネジメント、顧客折衝、チームマネジメントなど本当に全部やっていて、スーパーマンのような存在でした(笑)。
小神さんはトイポの生みの親でもあるので店舗に対する解像度が非常に高く、プロダクトがどう活用されるか、どんな価値を提供できるかについての考え方がものすごく勉強になります。優先順位の付け方や顧客視点の考え方など、毎日学びを得ることも多いです。
それぞれの目線からみたトイポの強みとは
── お二人の視点から見たトイポの強みについて、お聞かせください!
小神:「ミニアプリ」という形式を採用しているので、個別にアプリを開発するよりも、はるかに低コストでアプリの機能を提供できるところですね。
従来、店舗がリピーター促進のためアプリを開発しようとした場合、通常何百万、場合によっては何千万もの費用がかかりますし、品質の高いものを求めるとさらにコストが跳ね上がってしまうので、導入への意思決定がしにくい部分があるかと思います。
立石: たしかに、この導入コストを大幅に削減できる点は大きな強みですよね。
小神:そうですね。あと、市場には契約期間を定めて期間中の利用費だけを目的にしているなど「導入して終わり」というプロダクトが溢れているという実情もあります…。トイポではカスタマーサクセスの部隊にも力を入れているため、導入後もしっかりと伴走し集客への改善にコミットできるというのも魅力です!
![](https://assets.st-note.com/img/1738285350-E4rTQiHlLmGpFaJoAV8f6KvY.jpg?width=1200)
── CTOの目線ではどのようなところに魅力を感じますか?
立石:トイポというプロダクトの観点からは小神さんが話してくれたので、私からはトイポの開発組織という観点でお話すると、最大の魅力はメンバーの人間力と組織文化だと思っています。
自分のことだけではなく周りを見渡せるメンバーが多く、気持ちの良いコミュニケーションが取れる点や、メンバー皆んなが同じミッション達成に向かって取り組めているという点は強い組織の条件でもありますよね。
── 立石さんが築いてきた、社内コミュニケーションの施策も活きていそうですよね。
立石:ありがとうございます。私自身も、そういったカルチャーが根付くといいなという想いで「日直制度」や「Product Friday」「Engineering All Hands」など社内プロジェクトとしてカタチにしてきました。
ただ、いい取り組みがそこにあったとしても、メンバーの気持ちが乗っていないと機能しないことも多いと思うんですよね。開発組織の中には、気づいて助け合う姿勢のある方や、主体性を持って推進できる方たちが揃っているからこそ、一丸となれているのだと思っています。
事業者と個人。両面で拡大する未来戦略
── CPO小神さんが考える、今後のトイポについてお聞かせください。
小神:現在、店舗向けにSaaS型のプロダクトを提供していますが、元々は「リアルな場の体験を良くしたい」「もっと楽しい場を作りたい」という想いで創業したんですよね。なのでこれからは、誰かと遊びにいくきっかけづくりや、より外食や娯楽の体験が良くなるような個人向けのプロダクトも視野に展開したいと考えています。
世の中のアクティブ層は1億人程度とみていますが、この莫大な層にトイポのサービスを届けるだけではなく、週2〜3回のペースで使われるような状態にすることが理想です。最終的には、インフラのような形で浸透していったら嬉しいですね。
── 現在展開している店舗向けサービスは、どのような可能性がありますか?
小神:今は主に中規模の飲食チェーンをターゲットにしていますが、今後は個人店舗や大規模なエンタープライズ向けにも展開したいと考えています。飲食業界に限らず他業界への進出も計画していますので、今後も楽しみにしていただけたらと思います。
── ありがとうございます。CTO立石さんから見て、プロダクトに関する課題や今後取り組んでいきたいと思っている部分はありますか?
立石:トイポのプロダクトには多くの機能があるので、その豊富さが武器になる一方で、複雑さがハードルになる場合もあります。特に小規模事業者の場合、機能が多すぎると使いこなせないというケースもあるんですよね。
![](https://assets.st-note.com/img/1738285534-Fy26PnL8vQ5VqCiTrdB4wYkS.jpg?width=1200)
だからこそ、プロダクト側から自動的に期待以上の成果を出せるような設定やガイドラインを提供する必要があると感じています。トイポは多機能で設定も簡単ではないので、例えば他社事例や過去の実績、あるいはユーザーの行動ログから最適な施策や設定を提案して、ボタンを押すだけでその提案された内容で簡単に設定が完了して、あとは運用するだけの状態にするなどですね。これが実現していくと、もっと幅広い事業者に受け入れられると思います。
── 確かに、システムが難しすぎると利用が進まないこともありますよね。簡単に使いこなせる仕組みは嬉しいです…!
立石:そうですよね。その点を改善していきつつ、今後は自治体・地域向けに地方創生の文脈で事業を展開することなども視野に入れています。
基準の高い環境。主体性と情熱のあるエンジニア、求ム。
── 急成長中のトイポですが、現在のフェーズでどのようなところに課題を感じていますか?
小神:新しいプロダクトを立ち上げる中で、それを任せられる人材が足りていないことです。事業拡大のためにスピード感を持って開発を進める必要がありますが、設計や検証に時間が足りていません。
立石:そうですね!小神さんにより戦略に注力していただけるように、舵を切れるプロダクトマネージャーは特に必要不可欠だと思います。
── 求める人物像などはありますか?
小神:一番は「プロダクトに対しての情熱」を持っている方ですね。立石さんのように、どんな困難な状況でも前向きに取り組むことができて、自分自身の意見や哲学を持ちながら議論ができる方と一緒に働きたいと思っています。
立石:僕は一言で言うと「自分で考えて動ける方」です。トップダウンで決まったことをそのままやるのではなく、自分で「Why」の部分を理解しようとして何が最適なのかを常に考え続けられると理想です。エンジニアとして技術にこだわることも多いと思いますが、技術はあくまで手段だと捉えて、トレンドや真新しさだけに流されず、プロダクトのビジョンを実現するために、どうすればいいかを考えるべきだと思っています。
現場のエンジニアこそが、プロダクトをいかに効率的に進化させられるかを技術面も含めて一番理解していると思っているので、メンバークラスからの意見は大切にしたいと考えています。
── コミュニケーションを円滑にするためのカルチャーは既に出来上がっているので、現場の皆さん次第でプロダクトの成長が大きく変わりますよね…!
立石: そうですね。反対に「何でも決めてほしい」と受け身な方ですと、トイポのような環境では少し苦しいかもしれません。プロダクトにまつわることもそうでないことも、事業全体を自分事として捉えて自らリーダーシップを発揮できる方が活躍できる環境です。
小神:たしかに、誰かの決定を待つことよりも「決まらないなら自分が決める!」と各所に情報を取りにいける方がトイポらしい働き方かもしれません。
![](https://assets.st-note.com/img/1738285651-8XfcQoylUnNsvGjC4V93uFd1.jpg?width=1200)
── プロダクトに対しての熱量や主体性を持っている方には最適な環境ということが伝わります!
小神:そうですね。今は社内のコミュニケーションが円滑化できるような仕組みが整っていますし、メンバー全員のアイデアを形にしやすい環境でもあります。前のめりに働ける方は、ワクワクできる企業です!
立石:技術的な部分だと、自分はどちらかというと広く浅い知識をつけていくよりもより深く習得していくタイプなんですよね。
本当に開発が好きで、技術について深く語れる方との出会いも求めています(笑)。少しでも興味を持ってくださった方はぜひお話ししましょう。
まずは話を聞いてみるところから
トイポでは、リアルな場を豊かにする新しい価値を創り出し、社会を活性化させる挑戦を続けています。変化と成長のスピードが速い環境だからこそ、主体的に行動し、自分の可能性を広げたい方には最適な場所です。
「自分もその挑戦に加わりたい」「未来を共に創りたい」と感じていただけた方は、ぜひカジュアル面談にお越しください。あなたが持つアイデアや熱量が、トイポの未来を形作る力になります。一緒に、ワクワクするような社会を創っていきましょう!
▼エンジニアのエントリーはこちらから
▼その他採用情報はこちらをご覧ください
![](https://assets.st-note.com/img/1738285929-AVt9mRiJTrPEOYH64CDKSWe1.png?width=1200)
会社名:株式会社トイポ
代表者:代表取締役 村岡 拓也
所在地:福岡県福岡市中央区大名2丁目6-11 Fukuoka Growth Next 3F
設立:2019年4月19日
資本金:2億8,700万円(資本準備金を含む)
Webサイト:https://toypo.me/
事業内容:アプリを活用した店舗向けリピーター集客サービス「toypo」の開発及び運営