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気持ちと体が一致していなかった 始めた朝散歩で気付かされたHSPの私
昨年還暦を迎えた頃、引きずっていた更年期障害の症状のGSM(以前は萎縮性膣炎と言った)も楽になって、腰痛も痛くない日もあり、持病の潰瘍性大腸炎も寛解気を維持し、やる気も出てきて明るい兆しだった。
なので、昨年、更年期障害が辛くてやめてしまった百貨店の仕事を再開したりした。
ところが、以前のnoteでも書いたが、昨年の夏頃から椅子から立ち上がる時や何かの拍子に腰が固まって痛くて動けなくなる症状が出てきて働けなくなってしまったのだ。
椎間板ヘルニアがあるのだが、こんな痛み方は初めてで慌てたしがっかりもした。
更に、昨年の秋頃から血尿が出るなどGSMの症状も悪化してきた。
私、何か悪い事でもしたのだろうか、と落ち込んでしまった。
せっかく、やる気になってきたのに。
更年期障害の7年間を耐えてきてのに。
やっと明るい未来が見えたのに。
GSMについては、今年になって膀胱炎になった事もあり更に調子が悪くなってしまった。
私はHSPのせいか、薬などに反応しやすい体質だ。
今回女性泌尿器科で勧められた女性ホルモンが入っているオイルもクリームも合わなかった。
オイルはヒリヒリ、クリームはお腹が怠くなった。
2年前に近所の泌尿器科で勧められたクリームも合わなかったな。
全てGSMの為に開発された商品なのに。
大丈夫だったのは、以前からあるヒルロイドクリームやアズノール。
ただ、これらだとGSMには対処法になるので治るわけではないようだ。
ここのところ頻繁に使っているホルモン膣錠も連続で使うと、生理痛のようなお腹や腰の怠さがきてお腹の調子も悪くなる。
抗生物質も下痢をする。
そう言えば、整形外科で処方された神経痛の薬も眩暈がして駄目だったな。
HSPの私はずっと鈍感になりたかった。
薬や外部から入ってきた物で体が反応してしまうのだ。
体が防御しているとも考えられるが、治療の時は困る。
「これも駄目か」と困った顔をされる医師がいるが、面白い事に「これならどうかな」と俄然と張り切ってくれる医師もいる。
考えてくれる医師は、HSPの私にとっては助かる。
でも、昨年noteを始めてから、HSPは欠点ではないんだと思えるようになった。
HSPの自分っていいじゃん!と思えて、自分を肯定できるようになった。
しかし、昨年からの体調の悪化と、せっかくGSMの為に開発されたオイルやクリームが敏感な私にはことごとく反応してしまう。
HSPだからだとは言えないかもしれないが、再び敏感な自分に嫌気がさしている。
また、鈍感になりたい気持ちが、先日湧き出してしまった。
このままでは良くない。
自分を肯定できない自分に戻りたくない。
そこで始めたのが朝散歩。
腰痛にもいいらしい。
朝、7時に起きて20分程散歩する。
空気が新鮮で、いろんな鳥と遭遇する。
この間は、白鷺が私の近くをバッサバッサと飛んでいった。
あまりの大きさにびっくりした。
天気がいいと、富士山が見える公園で一休み。
朝ってこんなに気持ちがいいんだと、初めて感じた。
朝は空気が違う。
朝は、人も車も急いでいる。
考えてみれば、7時代に歩くなんて35年振りくらい?
通学や通勤していた10代20代の頃は、朝の爽やかさは感じなかったし。
駅まで走ってたし。
子供の手が離れてからの仕事は店舗だったから、早番でも9時頃家を出ていたし。
60歳になって、初めて朝の爽やかさを知ったのだ。
なんだ、年をとるのも悪くないや。
仕事もやめ、趣味もやめ、私が作ってきた居場所がなくなってしまった更年期障害の7年間。
辛かった更年期障害が終わりを迎え、私はその7年間を取り戻したかったのかもしれない。だから、7年前と同じ事をしようとしていたのかな。
7年前と体は変わっているのに。
体はついてこなかった。
想像するに、私の体は、「えっ!7年前と同じ事するの⁈無理だよ〜やめてくれ〜」と思っていたのではないかな。
体は正直だ。
仕事も大事。
お金も大事。
でも、一番大切なのは体。
わかっているつもりでいたが、全くわかっていなかった。
人には健康第一と言うくせに、自分がわかっていなかった。
7年間の沈黙を取り戻したい一心で、体の声を聞かずに動き出してしまったのだな。
気持ちと体が一致しないとチグハグになる。
辛かった更年期は終わったけど、体に受けたダメージはまだ引きずっているようだ。
還暦となれば、体の回復は遅いだろう。
そろそろそれを認めないとな。
そんなお年頃だ。
認めないと、若い頃の体と比較してしょげてしまう。
だから、自分の体とよく相談。
なかなか体の声は聞こえないけど。
周りの友人は働いているけど。
焦らず、今の私の体にできる事を感じたい。
でも、GSMについては今後敏感な私に合う治療法を考えなくてはいけない。
しょうがないね、敏感なんだから。
そして、肝心な事。
それは、すぐ反応する敏感な自分をそろそろ受け入れなければいけないね。
それを受け入れないと、成長しないままの人生になってしまいそうだ。
鈍感にならなくてもいい、受け入れればいいのだ。
どうも、年齢と共に、あきらめなければいけない事が増えてくるようだ。
あきらめも肝心。
毎朝の朝散歩で気付かされた事でした。