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【山の心得】~山のトラップ編~

こんにちは!ミズです!!

前書きが少し長くなりますので、本文に飛びたい方は目次をご使用下さい。


語学留学でセブ島に来ています。
昨日はセブ島の最高峰「オスメニアピーク」に登ってきました。

セブの市街地にあるバスターミナルから移動を始めます。
サウスバスターミナルからバスで南下し、オスメニアピークはセブの市街地から約100キロの距離にあります。

まずバスに乗り、約80キロ南下した町、ダゲラテへ向かいます。
その後、ダゲラテからバイクタクシーを捕まえて、「オスメニアピーク」と伝え、金額交渉を行って目的地まで連れて行ってもらいます。
オスメニアピーク自体は登山口から30分程度で山頂に到達することができます。YAMAPは使用できませんでしたが、ほぼ観光地化されているため、道中に売店もあります。
売店は、金曜や土曜などは夜の0時くらいまで営業しているようです。
売店ではWiFiのボックスを借りることで、WiFiも使用可能ですが、通信速度は非常に遅いです。
その他、ヌードルやお酒が売っており、少し割高ではありますが、色々と購入する方が手間を考えると効率が良いかもしれません。
観光客は入れ替わりでそこそこ訪れますが、テント泊をしているのは4組程度でした。サンセットは非常に美しく、見どころ満載です。
セブ島は常に常夏ですが、朝方は気温が低く、正直寒く感じます。もし行かれる場合は、少し厚手の服を1枚持っていくと良いでしょう。

サンセット
セブの西側にあるネグロス島に沈む夕日
テントはレンタルすると現地の人が張ってくれます。

さて、
旅行タイプの違いに関してメリットデメリットを上げて記事にしたいと思います。

あなたはどちらでしょうか?

旅行スタイルには色々とあると思いますが、大まかに下記の様にパターン分けしてみたいと思います。
・ツアーに参加したりプランナーやパートナーに計画を依頼するタイプ
・自分で行く場所をすべて決めて旅行をするタイプ

それぞれのメリットデメリットを上げてみると下記のようになると思われます。

・【ツアーに参加したりプランナーやパートナーに計画を依頼するタイプ】
メリット

計画の手間が省ける
・移動、宿泊、観光地選定などがパッケージ化されており、計画を立てる必要がない。
安心感
ガイドがいるので、初心者や言語に不安がある人も安心して旅行できる。
コストパフォーマンスが良い場合も
グループで参加するため、個別で手配するよりも安くなることがある。

デメリット
自由度が低い
旅行の日程や行動はツアーに合わせるため、自由に予定変更できない。
観光地巡り中心
自分の興味に合わない観光地に行くことがある。
他の旅行者との交流が多い
グループ行動中心なので、プライベートな空間が少なく感じることがある。

まとめると
手間が少なく、安心感があるが、自由度が低い。計画を立てる時間がない人に向いている。

・【自分で旅行先をすべて決めて計画をするタイプ】
メリット
自由度が高い
旅行の計画を自分のペースで決めることができ、予定変更も自由。
オリジナルな体験ができる
ツアーでは行かないような隠れたスポットやローカルな体験ができる。
個別のニーズに応じた旅行ができる
食事や宿泊先などを自分の好みに合わせて選べる。

デメリット
計画や手配が大変
全て自分で調べて手配する必要があり、時間がかかる。
リスクがある
トラブルがあった場合の対応が自分任せになり、困ることがある。
コストがかかる場合がある
自分で手配すると、ツアーより高くなることがある。

まとめると
自分のペースでオリジナルな体験ができるが、計画に時間がかかり、リスクが伴う。独自の体験を重視する人に向いている。

2つの旅行タイプをまとめてみましたが、これって性格にも出るなと思います。

・ツアー型
ツアーに参加する人は、計画性が高く、事前に決められたスケジュールに従うことで安心感を得るタイプだと思います。リスクを避け、安心して旅行を楽しみたいと考える人が多いでしょう。グループ行動が多いため、他の旅行者との交流を楽しむ社交的な性格の人が多い傾向です。また、自由よりも安定を重視し、トラブルや未知のことに対して不安を感じやすい傾向があります。効率よく観光地を回ることを好む、計画的で安心志向の性格が反映されていると言えるかもしれません。

・計画型
自分で計画を立てて旅行する人は、自由を重視し、自分のペースで動くことを楽しむタイプだと思います。独立心が強く、他人に頼らず自己決定を重視する傾向があるでしょう。新しい体験や冒険を好み、未知の場所を探索することに興味を持っています。計画的でありながら、柔軟に対応することができる柔軟性を持ち合わせていると言えます。自己責任で旅行を進め、トラブルがあっても自分で解決しようとする強い自立心があります。

さて、あなたはどちらですか?
はたまた、第3タイプのバランス派などでしょうか?


【山の心得≪91≫】~山のトラップ編~

と言う事で今回は山で引っかかってしまうトラップに関して記事にしてみたいと思います。

山でのトラップとは?
と考えてみると、中々思いつかない人も多いと思います。

今回、記事を読んで頂き、「確かに!」と思って頂き対策になれば幸いです。
たわいもないトラップが命にかかわってしまう事もあります。
自戒を込めて記事に致しますので読んでみて下さい。

山のトラップシリーズ10選

登山をしていると、予期せぬトラップに出くわすことがよくあります。
事前に知っておけば回避できるものや、対策次第でダメージを軽減できるものも多いため、今回は「山のトラップ10選」を紹介し、それぞれの原因や特徴、対策を詳しく解説します。


①木道のツルツルトラップ

木道は湿地帯や高山植物を保護するために設置されていますが、雨や霜、苔の影響で非常に滑りやすくなることがあります。
特に、朝露や前日までの雨で濡れた木道は、まるで氷の上を歩いているように滑るため、慎重な歩行が求められます。

原因と特徴
・雨や霜による湿気が木道の表面に付着し、滑りやすくなる。
・長年の使用による磨耗で表面がツルツルになっていることがある。
・苔や落ち葉が木道に付着すると、さらに滑りやすくなる。
・木道が傾斜している場所では、特に転倒の危険が増す。

対策
・トレッキングポールを活用してバランスを取りながら歩く。
・靴底のグリップが強い登山靴を選び、慎重に一歩ずつ踏み出す。
・木道の真ん中ではなく、端のザラザラした部分を歩くことで滑りにくくする。
・雨の日や霜が降りる季節は特に注意し、無理せず歩行を調整する。



②倒木の裏回りトラップ

登山道には倒木が発生することがあり、その処理がされていない場合、登山者は倒木を回避する必要があります。
しかし、倒木の裏を回ろうとすると、思わぬ落とし穴や足場の悪さに苦労することがあります。

原因と特徴
・風や豪雨、積雪によって木が倒れ、登山道を塞ぐことがある。
・倒木の裏側に回ると、予想以上に斜面が急であったり、岩が隠れていることがある。
・木の根が地面に露出していて足を取られる。
・倒木の上を越えようとしてバランスを崩す危険もある。

対策
・倒木の先の道がどうなっているか慎重に確認し、無理に進まない。
・無理に倒木を乗り越えず、登山道の左右を確認し、迂回路を探す。
・トレッキングポールやグローブを使って足場を確認しながら進む。
・万が一転倒しても大怪我にならないよう、ゆっくりと行動する。



③足元のぬかるみトラップ

雨が降った後や雪解けの時期など、登山道がぬかるんでいることがあります。特に泥が深い場所では、靴が埋まって抜けなくなることもあります。

原因と特徴
・大雨や雪解けによって登山道が泥濘(ぬかるみ)になる。
・土壌が水を含んで柔らかくなり、足を取られやすくなる。
・登山者の通行が多い場所では泥がかき混ぜられ、さらに深くなることも。
・水たまりに見えても、踏み込むと深い泥になっていることがある。

対策
・ぬかるみを避けるため、ルートの脇を歩く(ただし、植生を傷つけないように注意)。
・防水性の高い登山靴やゲイターを着用し、泥が靴の中に入らないようにする。
・トレッキングポールを使って足元の硬さを確認しながら歩く。
・無理に進まず、比較的乾いているルートを探して進む。



④頭上の低木トラップ

登山道には、背の低い木が張り出していることがあり、気をつけていないと頭をぶつけてしまうことがあります。
特に下を向いて歩いていると、突然目の前に現れた枝に気づかず激突することがあります。

原因と特徴
・自然の成長によって木の枝が登山道を覆ってしまう。
・低木がトンネル状になっている場所では、かがみながら歩く必要がある。
・気づかずに頭をぶつけると、帽子が飛んでしまうことも。
・強風や雪の重みで低木が垂れ下がっていることがある。

対策
・常に前方を意識し、特に木が生い茂っている場所では注意する。
・帽子をかぶっておくことで、頭への衝撃を多少和らげる。
・低木を避けるために、体を傾けるなどして慎重に進む。
・もし頭をぶつけてしまったら、しばらく立ち止まり、めまいや痛みがないか確認する。



⑤石が動くトラップ

登山道には大小さまざまな石がありますが、中には乗った瞬間に動くものもあり、転倒や捻挫の原因になることがあります。

原因と特徴
・登山者の踏みつけによって石が緩んでいることがある。
・雨や風で土が削れ、石が不安定になっている。
・一見しっかりとした岩に見えても、踏み込むと動いてしまうことがある。
・急斜面では、転がった石が他の登山者に危険を及ぼすことも。

対策
・足を置く前に軽く踏み、動くかどうかを確認する。
・大きな岩を頼りにせず、安定した地面を選ぶ。
・トレッキングポールを使って、足場を確認しながら進む。
・石が崩れやすい場所では、一歩ずつ慎重に歩く。
・もし石が転がってしまったら、すぐに「落石!」と声を出して周囲に注意を促す。


⑥突然の風トラップ(稜線の爆風)

稜線に出た瞬間、突風に煽られてバランスを崩すことは登山ではよくある危険なシチュエーションです。特に冬山や標高の高い山では、爆風が吹き荒れ、油断すると転倒や滑落のリスクが高まります。

原因と特徴
・山の地形により風が集中しやすい場所がある(鞍部、尾根の切れ目など)。
・風速10m/sを超えると体感的に押し戻されることがあり、20m/sを超えるとまともに立っていられないことも。
・急に風が強まるため、事前に予測が難しい。

対策
・事前に天気予報や山の気象情報をチェックし、強風注意報が出ている場合は無理をしない。
・稜線に出る前に風速を確かめ、必要であればアイゼンやストックを活用。
・体重を低くしてバランスを取り、必要に応じて安全な場所で風が弱まるのを待つ。
・防風ジャケットを着用し、体温を奪われないようにする。



⑦ロープ・鎖場の摩耗トラップ

登山道に設置されたロープや鎖は、長年の使用や風雨による劣化が進んでいることがあります。強く握った瞬間に切れる、滑るなどのトラブルが発生することも。

原因と特徴
・風雨や雪による経年劣化。
・頻繁に使用されるため、表面が滑りやすくなっている。
・一見頑丈そうに見えても、内部が腐食している場合がある。
・岩肌にこすれて摩耗し、強度が著しく低下していることも。

対策
・使う前にロープや鎖の状態を確認し、明らかに摩耗が激しい場合は無理に頼らない。
・常に三点支持(両手+片足、または両足+片手)を意識し、ロープや鎖だけに頼らない登り方を心掛ける。
・グローブを着用し、手が滑らないようにする。
・他の登山者が使用している様子を見て、安全かどうかを確認する。


⑧沢の渡渉トラップ

登山道に沢がある場合、足場の選択を誤ると滑ったり、思わぬ深みにはまることがあります。増水していると、渡渉が極めて困難になることも。

原因と特徴
・雨の後や雪解け時に増水し、流れが急になる。
・石が苔や藻で覆われていて滑りやすい。
・渡ろうとした地点が意外と深く、足が取られることがある。
・気温が低いと、足を濡らすことで低体温症のリスクが高まる。

対策
・沢を渡る前に、足場の石の安定性を確かめる。
・なるべく水流の弱い場所を選んで渡る。
・防水性の高い登山靴やゲイターを着用し、濡れないようにする。
・ストックを使ってバランスを取りながら慎重に渡る。
・深すぎる場合は無理に渡らず、他のルートを検討する。


⑨獣道と登山道を間違えるトラップ

登山道を進んでいるつもりが、気づけば獣道に迷い込んでいた・・・というケースは意外と多いものです。特に踏み跡がはっきりしていると、本来のルートと間違えやすい。

原因と特徴
・登山道と似たような踏み跡があるため、道迷いしやすい。
・人の通行が少ないエリアでは、獣道が登山道よりも目立つことがある。
・獣道にはマーキングや道標がない。
・草や低木に囲まれ、次第に道が不明瞭になっていく。

対策
・こまめに地図やGPSでルートを確認し、道を外れていないかチェックする。
・登山道にはマーキングや道標があることを意識し、それが見当たらなくなったら引き返す。
・踏み跡が狭くなりすぎたり、急に消失した場合は獣道の可能性が高いので、慎重にルートを見極める。
・事前に登山地図でルートを把握し、獣道に迷い込むリスクを減らす。



⑩急な下り坂のブレーキトラップ

登りでは気づかなかったものの、下り始めた瞬間に「思ったより急だ・・・!」と実感することがあります。
油断するとバランスを崩し、転倒や滑落の危険性も。

原因と特徴
・下りは重心が前に行きやすく、コントロールが難しい。
・土や砂利が緩んでいて、足元が滑りやすい。
・登りでは感じなかった斜度が、下りでは強く感じられる。
・足元の疲労が蓄積し、踏ん張りが効かなくなっていることも。

対策
・下る際はストックを活用し、バランスを保ちながら慎重に進む。
・かかとからしっかり着地し、急激に体重をかけない。
・斜度のきつい場所では、ジグザグに下ることで負担を分散させる。
・登りの段階で、帰りの下りのルートも確認し、慎重に計画を立てる。
・無理に速く下ろうとせず、一定のペースを維持して安全に進む。


登山では予想外のトラップが多く潜んでいますが、事前にリスクを把握し、適切な対策を取ることで安全に楽しむことができます。
どんな状況でも冷静に対応できるよう、日頃から登山の知識を深め、経験を積んでいきましょう。安全第一で山を楽しんでください!

ただ、トラップに対する知識があっても装備が整ってなければ守れるものも守れません。
特に登山の三種の神器は非常に大切です。最低限の知識と装備を整えて山に向かいましょう!

という事で今回の【山の心得】は
「山には色々なトラップがありますので気を付けましょう!!」
と言う事に関して記事に致しました。

今回も最後までご拝読頂きありがとうございます!

また次回もご拝読頂けると幸いです。!

宜しければスキ頂けると大変励みになりますのでよろしくお願いいたします!

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前回の記事はこちらになります!
【山の心得≪90≫】~靴の消臭対策編~
是非ご拝読ください!

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ミズ
ここまで読んでいただき本当にありがとうございます!あなたの応援やご意見が僕にとってとても大きな励みになっています!共に成長し、前に進んでいけるようこれからも努力しますので、今後ともぜひよろしくお願いします!