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自分の「商品」

働いている人はすべて「商品」を「売って」います。

そして、その「商品」を「お客様」に「買って」いただくためには、その「商品」を知りつくし、好きにならなくてはなりません。

営業職はもちろん、事務職でも。

営業職が自分の商品のことを知っていなくてはならないのは当然のことです。
製品を売るのであれば、その仕様、使い方、値段、故障したときなどの対応、などなど。
サービスであれば、サービスの内容はもちろん、それに付随する注意事項など。
さらに、その商品の弱点やお客様に我慢していただかなくてはならないことがあれば、それも。

そして、その商品を自分が好きにならなくては、相手が買ってくれるわけはありません。
その商品がお客様にとってどんな利点があるのか、お客様がその商品を買うことでどんな恩恵をこうむることができるのか、複数の商品があれば、その中のどれがお客様に最適なのか。
それを考えなくては売ることはできないし、売ってはなりません。
無理やり不要なものを売りつけても、必ずそのツケは自分に返ってきます。
お客様を不幸にしてはなりません。

事務職にも同じことが言えます。
事務職にとっての「商品」とは何か。
作成する資料や書類、製造職なら作るモノ、コピーを頼まれたらコピーした書類、出荷担当なら「出荷」というサービス、清掃なら「清掃」というサービス、などなど。
すべて「商品」です。
そして、その「商品」の「お客様」は資料や書類を受け取る人、できたモノを受け取って次の工程の作業をする人、コピーを頼んだ人、などなど。
「お客様」に喜んでもらう、満足していただくためにはどうしたら良いか。
それを考えながら仕事をするのは営業職と同じ。

数字をまとめる資料を作るなら、どういうまとめかたをしたら「お客様」が見やすいか。
どういう文章にしたら誤解なく伝わるか。
コピーするものはホッチキスでとめるのがいいのか、クリップがいいのか、場所は。
出荷をするのはどういうタイミングがいいのか。
などなど。

自分の「商品」を知り、「お客様」を満足させるために真心をこめることが、どんな職種でも必要です。


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