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「イエガー・ナイデス」の戦い
子供の想像力って、震えるほどに素晴らしいと思いませんか?
実は長男がついに、創作を始めたんですよ。
嬉しいですよねえ。
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タイトルは『おにんじま』。
ここから察するに「『桃太郎』のオマージュかな?」と、最初は思ったんです。
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ところがどっこい、この話の主人公はまさかまさかの『鬼』。
1話『かなしみ』では、母親に捨てられた主人公が舟を作り、復讐を胸に母の住む『おにんじま』に上陸する。という内容でした。
そして物語は2話『デスゲーム』、3話『だるまさんがころんだ』と続いていきます。
「鬼が鬼(それも親)を倒しに行く」というなかなかにぶっ飛んだ設定と、先の読めない展開にワクワクしながら読み進めています。
中でも、2話で全20コマ中の5分の2にあたる8コマを使って「読んでくれてありがとう」をやったのには、その斬新さに思わず吹いてしまいました。
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話が完結し作者の長男から許可も出たら、細かな内容もご紹介出来ればと考えています。
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で、既に第2作の構想も出来てるみたいなんです。
今、毎週月曜日に長男の体操クラブの引率をしているんですが、
この行き帰りの道すがら、父子でお題を決めて『妄想キャラクター作り』をして遊んでいるんですよ。
その中で長男が抱腹絶倒の『新キャラクター』を繰り出してきました。
(先週の道すがら)
長男「パパ。今日のお題は何にする?」
パパ「どうするかね?パッと浮かんでこないね」
長男「じゃあ『ない』をお題にしてみる?」
パパ「ほほう。いいんじゃない」
(数十秒後)
長男「『イエガー・ナイデス』って、どう?」
パパ「なかなか格好いいねえ。なんか進撃の巨人に出てきそうじゃん」
長男「彼はねえ。今『家がない』状態なの」
パパ「なかなかに斬新だねえ。『家が無いです』で『イエガー・ナイデス』か!ハハハ」
長男「そう。なぜかと言ったら、彼はお金持ちの『イエガー・アルデス』に騙されて、住むお家を奪われてしまったんだよ」
パパ「なるほど~。『イエガー・アルデス』出てきた😆」
長男「そして『トモダチガー・イナイデス』と手を組んで、『イエガー・アルデス』を倒しに行くんだよ」
パパ「とうとう『トモダチガー・イナイデス』も登場してきたよ😆ということは、彼は『友達がいない』んだね。パパと似た境遇だから、感情移入出来そう。めちゃくちゃ面白いじゃん。じゃあ、今度は『イエガー・ナイデスの戦い』作ってみたら?」
長男「うん」
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もうね。
『家が無いです』を『イエガー・ナイデス』に変換したところで「こいつ天才かよ!」と思って、『トモダチガー・イナイデス』のくだりでは、感動に震えましたね(親バカ)。
やれ「コンプライアンス」だの「周りへの見え方」だのを考えることもない子どもの無限の想像力・発想力には本当に驚かされますし、制限せずに伸ばしてやりたいですよね。
『おにんじま』・『イエガー・ナイデスの戦い』。いずれも『復讐』がテーマなのが若干引っ掛かりますが(笑)、まあいいでしょう。
近いうちに「気鋭の小学校低学年クリエイター」の誕生もあるかもしれませんね(親バカ)。
ナイデスは、愛しの我が家を取り戻せるのか?
『トモダチガー・イルデス』の登場はあるのか?
連載前から、父の頭はすでに妄想で溢れかえっています🎵