「バチーン」スペックはいかが?
もうね。
スゴいんですよ、音が。
皆さん『ラップ現象』ってご存知ですか?
「チェケチェケ」の方でもなく、「食品を温める時にかける」あれでもない『ラップ』です。
私、ママとお付き合いするまでは「そういった系」のお話にはまったく無縁だったんです。
ただ、やっぱり彼女が助産師という超スピリチュアルな仕事をしている以上、こういうことは避けては通れないんですかね?
最初にも書きましたが、まあスゴいんですよ。
ママのアパートに行っても、逆にママが私のアパートに遊びに来ても、2人でいる間ずっ~~~と私たちの周りの空気が
「パチパチパチパチ」あるいは「バッチンバッチン」
いうんです。
で、そこら辺にペットボトルなんかを置いちゃったりしたあかつきには
「ミシミシバキバキ」
と軋むような音がしたかと思うと
「バチーン」
と破裂音のおまけつき。
ヤバくないですか?
そんなわけで、付き合い初めの頃はホント怖かったですね。
その中でも1番びっくりしたのが、2人で銭湯に行く途中になかなかの大音量で空気が「バチ~ン」といった時。
あれには「いやいや、屋外でもか~い」と腰が抜けましたね。
で、更に驚いたのが例の「パチパチ」は間違いなくママ由来なはずなんんですが、いつしかその『パチパチスペック』が僕にも発現し出したんです。
当時医療事務だった私はシフトで電話センターに入ることが多かったんですが、私の近くに置いたペットボトルがたまに「バチーン」となるんですよ。
「ああ、例のやつか」と嘆きつつ、最初は僕も知らんぷりしていたのですが、何回目かになると周りのパートの女性方も気付くわけです。
で、当然
「ようかん君。あなたのペットボトルよく『バチン』と音してるよね?」
「あっ、はい😅」
との流れになり彼女らに諸々事情を話しましたら、皆さん
「怖過ぎでしょ~」
となり、私だけペットボトルを対角にある冷蔵庫の上に置かなくてはいけなくなるというエピソードもありました。
ただですね。
人間って面白くて、それが長く続くと、そんな異常な状況にもそのうち「慣れて」くるんですよ。
まあいつもパチパチはいってますけど、かといって「オバケが出てくる」となどの『実害』があるわけでもないので「まあそんなもんか」となってくるんですよね。
そんなこんなで穏やかに『パチパチ生活』を過ごしていた私たちもその後夫婦となり、子どもも生まれ精神が安定したためか「パチパチ」はだんだんとフェードアウトしていき、ついにはなくなりました。
そうなったのは、ママが開業して直接お産には関わらなくなったのが1番大きかったのかもしれませんね。
めでたしめでたし。
といきたいところなんですが・・・。
つい最近、僕にだけ『例のスペック』が復活し始めているみたいなんです。
それは警備の現場と我が家で1回ずつ。
いずれもそばに置いたちょっと大きめのコーヒーのペットボトルが
「バチーン」
といきました。
「スペック復活!」なんてカッコつけたいところですけど、本音は「マジか~。嬉しくねえ」です。
こんな「使えないスペック」ないですからね。
息子たちに「スゴいだろ~」って能力を見せつけるにしたって発現タイミングは自分じゃコントロール出来ないし、運良く発現したところで彼らからは「怖~っ。てかキモっ」とか言われちゃいそうですしね。
最近疲れがたまっていますし、それが理由の一過性の『限定復活』だといいんですけどねえ。
ホントいらないんですよね~。飽き飽きだし。
もし皆さんの中で「何それ~。そのスペック欲しいかも~」という奇特な方がいらっしゃいましたら、是非お声かけください。
まあ、とは言え伝授方法は不明なんですけれどもね。
えっ!
「いらない」
ですよね~😭