日本人のアイデンティティ vol.11「教育勅語」
「教育勅語」(きょういくちょくご:教育に関する勅語)とは、「大日本帝国憲法」が発布された1889年(明治22年)の翌年、1890年(明治23年)に出された、教育の基本方針・国民道徳の基準を示した122代「明治天皇」の言葉です。
戦後、教育勅語は学校教育から排除あるいは失効確認され、謄本は回収・処分された。
教育基準として教育勅語に代わる道徳綱領の必要性が議論されたが、作る
必要はないとする意見が多数を占めた。
「教育勅語」の12の徳目
孝行「親に孝行をつくしましょう」
友愛「兄弟・姉妹は良くしましょう」
夫婦ノ和「夫婦はいつも仲むつまじくしましょう」
朋友ノ信「友だちはお互い信じあって付き合いましょう」
謙遜「自分の言動をつつしみましょう」
博愛「広く全ての人に愛の手をさしのべましょう」
修学習業「勉学に励も職業を身に付けましょう」
智能啓発「知識を養い才能を伸ばしましょう」
徳器成就「人格の向上につとめましょう」
公益世務「広く世の中や社会のためになる仕事に励みましょう」
遵法「法律や規則を守り社会の秩序に従いましょう」
義勇「正しい勇気をもって国のため真心を尽くしましょう」
国の教育の基本をなす言葉に間違いはないと思います。
確かに今の時代にそのままシフトしてくればもう避難ごうごうで「今の時代にそぐわない、こんな古い思想はダメ!」と拒絶される方が多いのでは・・・?
ではどのような基本方針、信条等で臨めば良いのでしょうか?
「古い=今の時代には合わない=間違っている」はあまりに短絡的雑な判断
だと思います、一番良いのは温故知新の精神だと思います。
古き良き時代での今でも活かされるべきものは大いに利用すべきです。
「そんな古い習慣はダメです!」と否定するなら、今の時代にマッチした教えを示してください、そして老老男女を導いて行ってください。
時代錯誤の張本人のように言われ糾弾される場が増えて来ましたが、「素晴らし!」と思える新しい時代の「教え」を聞いたことがありません。
時代の発展に人間の進化が追い付いていない気がするのですが・・・?