わたしの影に。
近くの公園を散歩してました。
散歩っていうか、ウォーキングですね。
少し広めの公園なので、ランニングやウォーキングができるように競技場にあるような一周するトラック(線ね)があります。
いつものごとく、ぐるぐるとマイペースでウォーキングをしておりました。
ただただ歩くのって、なんとなく気持ちが落ち着くし、外に出て自然の風を感じているのも好きなので、時間があれば何周も何周も歩いて回ります。
そして…10周くらい回ったときでしょうか。
トラックの近くに建物がありまして、垂直な壁にはライトが当たっています。
そこに、歩いてる自分の影が映りました。
髪型も、首も、肩のラインも、胴体も、紛れもないわたしの形。
しばらく、しげしげと、見る。
いつも鏡で見てるはずの形。
だけど、影になった自分をみて、ふと、
「なんか…ちっちゃいなあ。。。」
と思っちゃった。
私自身、体格的に大きくはないのは、もちろん知ってる。
そんなの百も承知だったし、だからといって、不便を感じたこともない。
力や筋肉なんかも、見た目のイメージよりもある方だしさ、
一人のときに自分に対して、
「小さいな」
なんて思うことなんて、これまで一回たりとも無かった。
だけどね、影になってる自分の形を前に、
「その、ちっちゃい体で、まあ、よく頑張ってるね。。。」
と、突然、おもった。
「こんな小さい形で、いろいろこれまで頑張ってきたんだね。」
って。
自分の形に対して、ありがたく思ったんだ。
そしたら、ちょっと泣きそうになった。。。
いろいろ、人生、一人で背負おうとしすぎじゃない?って。
どういう感覚なのかはよくわからない。
でも、はじめての感覚? 滅多にない感覚。
自分に対して、自分で、いとおしくなる感覚。
自分褒めたり、大事にしようって思うようにはしてきたんだけど、自然とこういう風に思えることって、あんまりなかったんだよ。
自分を愛する感覚って、こういうことなのかなって。
今日、はじめてわかった。